【解説】パンク修理キットのコンプレッサーを普通に空気入れとして使う方法

車載パンク修理キットのコンプレッサーで車のタイヤに空気を入れる方法。

スペアタイヤの代わりで最近の自動車に標準で積まれていることの多くなっている「タイヤパンク修理キット」。

今回はこのパンク修理キットの「コンプレッサー(空気入れ)」を使い、単に空気入れとして使う方法をご紹介します。

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「スペアタイヤ」が無くなって、代わりとして「タイヤパンク修理キット」

「スペアタイヤ」の代わりとして「タイヤパンク修理キット」を見ることが増えましたね。

スペアタイヤはまんまタイヤなので、大きく、重たいです。その大きさから車のスペース効率(車の設計、室内の広さなど)に悪影響を与えることも。

また、スペアタイヤよりも軽量な「タイヤパンク修理キット」はハイブリッドカーや電気自動車など、重量が燃費や航続可能距離に影響する場合にも有利に働きます。

他にも要因はあるかと思いますが、以上の理由などから「スペアタイヤ」の代わりとして「タイヤパンク修理キット」搭載することがよくある光景となりました。

パンク修理キットは「応急修理材」と「コンプレッサー(空気入れ)」の2つでセット。

パンク修理キットは「応急修理材」と「タイヤ空気充填用コンプレッサー(空気入れ)」の2つで構成されています。

仕組みは、膨らんで固まる「応急修理材」を空気入れでタイヤの中に注入していき、タイヤの中を空気ではなく、ある種の固形物で満たすことで一時的にタイヤの硬さを取り戻す。というものとなっています。

そのため修理キットには「コンプレッサー(空気入れ)」が付属しています。

そしてこのコンプレッサーは単に空気入れとしても使用可能です。

※日常使用には非推奨。非常用の空気入れとしては十分使用可能です。

手順・方法

それではここからは、実際にタイヤパンク修理キットに付属していたコンプレッサーを使用し、タイヤの空気を補充・充填する方法を実践しながらご紹介します。

今回使用しているキットはホンダのもので、車種はホンダのグレイス(コンパクトセダン・ハイブリッド車)です。

他社でも他車両でも基本的には同じはずなので参考になればと思います。

1.【前提】タイヤに異物が刺さっていないか等しっかり確認する。

なんだかタイヤがしぼんでいる!と気がついたとき、空気を補充する前にタイヤの状態を確認しましょう。

具体的には、「釘などタイヤに異物が刺さっていないか?」「ひどいひび割れ、ゴムではない何かが露出していないか?」を確認しましょう。

問題がれば空気を補充するのは止めて、車を購入したお店や、タイヤ屋さんなどへ車を持ち込むか、連絡をして相談してみてください。

釘などが刺さっている場合や内部のワイヤーなどが露出している場合、不注意で空気を入れると作業中に破裂し人的被害へつながる恐れがあります。また、タイヤから空気が抜けた状態を自覚し、長期間そのまま走行していた場合も、内部的に脆くなっている場合があるので、その場合もお店へ。

ちゃんと見て、タイヤの状態に問題はなく、単なる空気抜けと判断できた場合は次へ進み、空気を入れましょう。

2.規定のタイヤ空気圧を調べる。(運転席のドア付近を確認)

まず、規定のタイヤ空気圧を調べます。タイヤの空気圧は運転席のドアの柱にステッカーがあるのでそこに指定の空気圧が記されています。

もしもこのシールが見当たらない場合は、説明書にも記されているのでそちらを確認してみましょう。

(上)シールには「前輪 220(2.2)」「後輪 210(2.1)」と書かれています。数値は大きい方は「kPa(キロ パスカル)」カッコ内の小さい方は「kgf/cm2(キログラム フォース/立法センチメートル)」です。圧力の単位「Pa(パスカル)」の方がわかりやすいかもしれません。

後ほど出てきますが、コンプレッサーの圧力ゲージを見て、この空気圧(数値)になるように空気を充填します。

3.パンク修理キットを取り出す。

パンク修理キットを探して取り出します。多くの場合はリアトランクのどこかにあると思います。

トランクルームのカーペットの下など、開けられそうな蓋で隠されている場合が多いです。

見つからない場合は車のマニュアル・説明書を見ましょう。※説明書は助手席のグローブボックスに車検証などと一緒に入っているはずです。

(上)写真の赤いキャップのボトルのようなものが「応急修理材」で四角い機械が「タイヤ空気充填用コンプレッサー(空気入れ)」です。

4.タイヤにコンプレッサーを接続する。

※コンプレッサーをつないだ時点でコンプレッサーにある空気圧ゲージを確認する事が可能。既定値であれば空気を入れる必要はありません。タイヤの空気圧を確認するだけという使い方も可能なわけです。

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タイヤにある空気弁(バルブ)のキャップを外し、コンプレッサーを接続します。

接続方法は(上)のように、ネジを回す感じです。

きつく締める必要はないですが、指で回せるだけ回しで締めましょう。(接続しましょう。)

5.コンプレッサーの電源を接続する。

※コンプレッサーの電源スイッチは「OFF・切・○」になっている事を確認してください。OFFにしておいてください。

(上)のようなプラグがあると思いますが、これはコンプレッサーを動かすために必要な電気を取るものです。このプラグは車内にある「シガーソケット(他名:アクセサリーソケット、電源ソケット)」に接続します。

方向などはないので、単に差し込むだけです。※固い場合あり。奥の方までしっかり差し込みましょう。

1人で作業する場合、風でドアが勝手に開くと危険なので、窓からケーブルをひくと比較的安全で良いでしょう。

6.車のエンジンをかける。※ハイブリッドシステムを起動させる。

車のエンジンをかけます。※ハイブリッド・電気自動車の場合はドライブシステムの起動でOK。ハイブリッド車など、必ずしもエンジンが回っていなければだめというわけでも無いです。

これでコンプレッサーに必要な電気が供給できます。

※バッテリーあがりの恐れがあるため、システムを起動させない・エンジンを掛けないアクセサリー電源のみONの状態ではやらないほうが無難です。

7.コンプレッサーの電源を入れて空気の充填を開始。

コンプレッサーにはスイッチがついているので、それをONにして空気の補充を始めます。

その際、コンプレッサーは振動する事があるので、コンプレッサーの下には何か敷いておくと良いでしょう。また、注意書きにもありますが、コンプレッサーは機械部分から空気を吸ってタイヤへ送るので、地面が砂の場所では適しません。また完全防水でもないので、そういった環境も注意してください。

空気を補充している最中はゲージを確認してください。

今補充しているタイヤは右後輪。この車の場合「後輪 210 kPa」なのでそれを超えないまで、とりあえず空気を入れていきます。

このコンプレッサーのゲージは黒い数字の方で「bar(x100kPa)」と書かれています。×100kPaということは「1=100kPa」です。

規定は「210 kPa」なので「2.1」あたりが適切な空気圧ということになります。

※210=2.1×100

※小文字のk=キロ。つまり1000倍という意味(単位)です。

8.ON-OFFして、空気圧を確認。入れ過ぎたら抜く。

空気圧はコンプレッサーをOFFにしたときに正しいものとなります。

なので、ONの状態ではオーバーしていても普通です。OFFにしたときに規定を大きく上回らないようにしましょう。

空気を入れすぎてしまった場合はバルブの中心の突起を押すことで空気を少しずつ抜く事ができます。

※コンプレッサーに空気抜きの機能がある場合もあります。説明書を参照。

9.空気圧ゲージが既定値になったら完了。

コンプレッサーをOFFにした状態でゲージの数値が既定値にできればタイヤへの空気補充は完了。

タイヤの空気弁(バルブ)のゴムキャップを戻し、コンプレッサーも元の場所に片付けて完了です。

お疲れさまでした。

まとめ

今回は車に標準装備されることの多くなった「タイヤパンク修理キット」のコンプレッサー(空気入れ)を使って、タイヤに空気を補充方法をご紹介しました。

できる限りわかりやすく、不足がないようにしっかりご説明したつもりですので、参考になればと思います。

あくまでも非常用キットのコンプレッサー。常用はせず、急ぎの際や緊急時の活用に留めることをおすすめ致します。

基本は定期的にタイヤエアゲージで空気圧を確認し、減ってきたらガソリンスタンドなどでサクッと空気を入れる(入れてもらう)というのが普通(理想的)です。

面倒・問題になるのを防ぐことが必要です。

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