ザラザラに超サビてしまった真鍮製の「ZIPPO アーマー ブラス ポリッシュ 169」を車のコンパウンドで磨いてピカピカにしました。
タイトル通りですが、今回は、真鍮製のZIPPO(磨き仕上げタイプ)のサビを車のボディー用のコンパウンドで磨いて、ピカピカにしましたので、その方法と手順をご紹介していきます。
目次
状態「完全にサビ(緑青)に覆われてザラッザラ!ついでになんかネチャネチャ成分が付着してる・・・」
こちら「ZIPPO(ジッポー) オイルライター アーマー ブラス ポリッシュ 169」というモデル・製品になります。いかがでしょうか。
もとは磨き上げられた真鍮の美しいピカピカボディーでした。しかし今は全体がくすみ、ザラザラと粉を吹いた状態。一部は青錆・緑青(りょくしょう、と読む)が発生した状態で、とにかく見た目がよろしくない状態です。
それに触ると手に粉が付きますし、強いサビ臭も手に残ります。(ビンテージ感がないこともないですが、触れて問題がある状態では道具としてはダメですよね。)
と、言うことでこちらのサビサビZIPPOを磨いてサビを綺麗サッパリ落としていきたいと思います。
使う物の紹介。「ソフト99 コンパウンドトライアルセット」
使うもの(私が使ったもの)を紹介します。
今回は磨き・錆落としということでコンパウンドを使用します。コンパウンドはピカールなど、割と何でも良いのですが、今回はこちらの車のボディ・バンパー(塗装面)向けのコンパウンド「SOFT99 ( ソフト99 ) 99工房 コンパウンドトライアルセット」を使用します。
こちらは一応、車の塗装された部分に使用することを想定されているため、ステンレスなど硬い金属には適していませんが、ガッツリと削りすぎないため扱いやすいです。サビ程度であればあっという間に落とすくらいの力は全然あります。
今回はこちらに加え、
艶出しと簡単な防錆のための「シリコンスプレー」と、研磨剤・コンパウンドの油分をスムーズにしっかり落とすために「エタノール(今回は消毒用ですが)」を使用しました。
シリコンスプレーは錆落とし・磨き作業には関係ありませんが、コンパウンドを拭き上げて磨き具合を確認するときには、エタノールなんかはあると素早く掃除できていいです。アルコールのウェットティッシュなどでも代用可能です。
作業開始!
それではここからは、実際に、錆落とし・磨きの作業についてです。
1. 汚れをある程度落としてから、磨く。
やり方・手順ですが、まずは乾拭きなどで、できるだけ汚れを落とします。落とせる汚れは落として置かないと、その汚れの粒子でこすってしまって、傷を作ってしまう恐れがあります。なので、まずは掃除からです。
そしたら、コンパウンドで磨いていきます。
コンパウンドは傷を消すこと・サビを落とすことが目的の場合、が一般的に「細かい→粗い→細かい」という順序で磨いていきます。細かいので落とせる場合はそれで落としてしまったほうが余計な磨きによる磨きキズを作ることなく綺麗にできます。
(ただ、今回は、手順を減らすため「粗い(細め)→中くらい(中細)→細かい(極細)」の順で磨きました。)
一面だけ磨いてみました。サビが取れて、一皮むけた感じにツルッとしていますね。磨く前とは見違えるほどキレイになりました。
2. (必須ではない)シリコンでなんちゃって防錆&艶出し。
磨き終え、残ったコンパウンドをきれいに拭き取ったら、最後に防錆とさらなる艶出しのためにシリコンスプレーを少量塗っておきました。
磨いたあとに、コンパウンドをエタノールで拭き取らず、ティッシュで拭いただけのような状態であれば、コンパウンドの油分が残っているので、この工程をしなくてもある程度の期間は防錆されるかもしれませんね。(今回はエタノールで拭き取ったため、脱脂されたような状態なので、シリコンの効果も(多少は)あると思います。)
シリコンを塗ると、手を滑らして落としそうになるほど、サラッサラのツルッツルになります。
ブラス(真鍮)はすごく錆びやすい金属。でも手入れをするのも簡単で「楽しめる金属」でもある。
「真鍮(ブラス)」は、ステンレスやチタンなどと比べて柔らかくとても錆びやすい素材です。しかし、錆び(酸化)による質感の変化や、磨いたりするメンテナンスの楽しみにもなりますよね。そして先程までサビサビだったのに、磨くとこんなにも金ピカに豹変するのがとても魅力的・・・
柔らかい金属なので磨くのにも労力は殆どいりません。サビサビになってしまった真鍮のジッポをお持ちの方で気になる方は、お気軽に試してみてはいかがでしょうか。