大雨の後、バイクがエンスト気味なので水抜き剤を入れてみる。

土砂降りのあの日以来、エンジンの調子が悪いので「水抜き剤」を試す。

バイクで大雨の中走行したときからなんとなくエンジンの調子が悪く、アイドリング時にたまにエンストするようになったりしているので今回は燃料タンクの水抜き剤を試してみました。

水抜きの仕組みについてと、説明するほどでもないですがやり方や今回使ったものについてご紹介していきます。

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【現状】「アイドリングが異常に低くなったり停車中にまれにエンストしてしまう。」

冒頭でもお伝えした通りですが、土砂降りのような雨の中走行していたらなんとなくエンジンの調子が悪くなりました。その時はエンストまでをしませんでしたがアイドリングが弱々しくなってしまいました。

そして、雨が降っていない普通の日バイクに乗ってみましたら、なんとなくアイドリング時のエンジンの回転数が低くなったり停車中にエンストしてしまう事件が発生しました。

エンストするとさすがにこれはおかしいということで、いつからおかしくなったのかと思い返すと確か大雨の日だった・・・ので雨と言えば水ですから。水抜き剤を試してみるという流れになりました。

(まあ、私のバイクの場合、パワーフィルターを取り付けているので雨が降らなくても湿度が高い日は調子が悪くなったりもします。 土砂降りだとパワーフィルターからエンジンの内部やキャブレターの中に水が混入してしまうことはあるのかなと予想していました。たとえ水が購入していなくても、長い時間をかけて徐々に水が溜まっていって、症状がでるほど蓄積したという可能性もありますな。)

水抜き剤を購入。意外と安価なのですね。これ。

今回購入したのは呉の水抜き剤「KURE(呉工業) フュエルシステム 水抜き剤 ガソリン車専用 (180ml) ガソリン車専用水抜き剤 2022」です。(ガソリン車なのでガソリン用を選択。)内容量は180ミリリットル。

ホームセンターにて購入しました。水抜き剤というものを初めて購入しましたし、どういうものが売ってるのかも初めて見ましたが意外と安いのですね。500円以下で買えるものが多く、気軽に試せる価格帯で良かったです。

自動車用燃料の水溶解剤(水抜き剤)。4輪自動車燃料タンク内の水溶解のための燃料助剤。

成分はイソプロピルアルコール、防錆剤。

「燃料タンクの水分湿気をパワフルに除去しサビや腐食、冬場の凍結を強力に防ぎます燃料供給を円滑にしエンジンのコンディションを整えストッキングを防止します。」

とのこと。

「4輪」つまり車と書かれていますが、今回は「2輪」。オートバイ(原付き自転車・4サイクル)で試してみます。(バイクに使っても全く問題ないです。)

なおガソリンエンジンだとしても2ストローク・2サイクル車は使用できないとのこと。あとディーゼル車にも使用できない。※2ストやディーゼルにはそれに対応した別商品を選ぶべし。

水抜き剤の仕組み。

水抜き剤の効果・仕組みとしてはタンク内などに入ってしまった水分を、水抜き剤の主成分アルコールとが混ざり、水分混ざりのアルコールがガソリンと混ざり合うことで水も一緒に燃焼されて蒸発。マフラーから排出されるという仕組み。

水抜き剤を入れるとどこかから水が出て来て、目に見えるように水が抜けるというわけではございません。

また、水抜き剤の成分はイソプロピルアルコール。IPAのようです。(ガソリン用の場合)

燃料タンクに投入。バイクなので計量して入れる。

使用方法は水抜き剤をガソリンタンクに入れるだけ。

分量については、使用方法の欄に「ガソリン50~70Lに1本の割合で、よく振ってから燃料タンクに注入してください。」と記載されています。

ただ今回はオートバイです。燃料タンクの容量は車の10分の1程度しかなく、実にガソリン5リットルほど。なのでこれ1本では明らかに多すぎます。なので予め計量して適量注入します。

計算については、この商品の内容量が180ml。50~70Lのガソリンに対して1本(180ml)。なので当方のバイクの残り燃料、約5リットルのガソリンに対しては18ml程度が適量です。

ということで、大体で18ml計量し投入しました。

水抜き剤をタンクに入れたら、あとは普通に走行してOKです。車体を揺らして少し混ぜるのも良いかと。まあ、勝手に混ざりますがね。

水抜き剤を入れる量の計算例(ガソリン1リットルあたり何ml)

水抜き剤・濃いめ(例)50リットルのガソリンに180mlを入れる。→ガソリン1リットル(1000ml)あたりの水抜き剤は「約3.6ml」になる。

水抜き剤・薄め(例2)70リットルのガソリンに180mlを入れる。→ガソリン1リットル(1000ml)あたりの水抜き剤は「約2.5ml」になる。

なので記載を守る場合、「ガソリン1リットル当たり、約2.5~3.6mlの水抜き剤を入れる割合となる」ようにすればOKです。

(2.5~3.6ml×残りのガソリンリットル数=入れるべき量です。)

今回はついでにキャブ内ガソリン抜きもやってみた。

私のバイクの場合、キャブレター(FI車で言うところのインジェクター)が外からよく見えるので、サクッとガソリン抜きができます。なので(上)写真の赤丸のところのネジを緩めてその脇の穴からジョボジョボとガソリンを少しだけ抜きました。これが水抜きに対して効果があるのか不明ですが一応。

まとめ「その後、しばらく走行してみた。」

水抜き剤を入れてからしばらく走行しましたが効果の方はイマイチよくわかりませんでした。

悪化したということは全くありませんが、冒頭でお話しした「エンストする」という症状はなくなったものの、アイドリングの不安定さはまだ少し残っていました。とは言えマシになった気もするので効果は少しあったのかなというところでしょうか。

ガソリンタンクが一度、空になるまで走りましたが、何度も空になるほど走行しないとわからないのかもしれません。どうなのでしょう。なのでまあ、効果がある・ないを断定するのは早計かもしれませんね・・・今回はそんなところでした。

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