自転車用サイドスタンドをズーマーに流用!!
ズーマーには、、、といいますか、原付スクーター全般ですが、購入したフルノーマルな状態では基本的に「センタースタンド」しか装備されていません。センタースタンドは直立しており、安定性は高いのですが、なぜか「サイドスタンド”も”」欲しくなってしまうんですよね。私個人としてはセンタースタンドで停まっているバイクの姿は「かっこいい!!」と思うのですが、気分によってはサイドスタンドで停めたくもなってしまうんです。なので、ズーマーを購入してすぐにサイドスタンドをAmazonで購入(2000円程度かな)しました。
市販されているズーマーのサイドスタンドでは最もポピュラーで安価な商品を購入しました。というか、いくらカスタムパーツが豊富なズーマーといえど、純正にポン付け出来て尚且、入手性の高いサイドスタンドは私が購入した商品くらいしかありません。
初っ端からこの霞んだ文脈から察しがついてしまうかもしれませんがAmazonで購入した市販のサイドスタンドに私は「満足」していませんでした。確かに実用性は高く、純正にポン付けしてそれ以上はカスタムしないならかなり上等な商品でした。私の場合はカスタムを行っていくので少しずつですが不満点が蓄積しました。そのカスタムズーマーならではの問題点なんかもはさみつつ記事を書いていこうと思います。
今回購入した自転車スタンドはコレです。
実はこの自転車用のサイドスタンド(左)。「子とも用自転車向け」なのです。商品には大きく「18(インチ)」と書いてあります。あまり「オートバイ」と「自転車」比較してみたことはありませんでしたが、スクーターに限っては、明らかで、ママチャリなど自転車よりタイヤが小さく、車高も低いことがわかります。なので流用するなら最初から小径タイヤ向けの「子ども向け」となるわけです。
それから、私のズーマーは「ステップ」つまりスクーターならではの足を置くスペースがありません。カスタムということで取り外したしまいました。なので足を置く場所を作らなくてはなりません。そこで今回は自作ステップとして自転車用の「アルミペグ(右)」も購入しました。
サイズなどに関して。
サイドスタンドが付いている場合はそれを参考に。付いていない場合は定規などをあてがい、車体を傾けて、現状の車高に合うものを選ぶといいと思います。また、自転車用のスタンドは傾きが違うので角度に関してもしっかり観察してみてください。まあ、力で曲げて無理やり合わせる方法でも良いかもですが、、、
ボン付を前提にはしていないので加工や、取り付けステーの制作などでフィッティングするというのもありですね。ズーマーの場合はサイドスタンド取り付けの捗るサービスホール?が予め空いているので「サイドスタンド」と「ボルト・ナット・ワッシャー」があれば殆どポン付けで装着可能です。また、今回の自転車のサイドスタンドを装着する場合であってもポン付け可能でした。(購入したサイドスタンド側の穴の経が小さく、今回はステップとしても用いるということもあり細いボルトでは強度に心配があったため1ミリ程度穴を拡張しましたが、、、)
↑ちなみにコレが元々付けていたズーマー用のサイドスタンドです。スタンドとしては良いものですし、価格も、今回自作した程ではないにしろ安価で、コスパは良いと思います。
ただし、パット見でもわかるかもしれませんが、今回のようにペグ(サイドステップ)を取り付けたりする余地はありません。
取り付けに関して。
簡単です。ズーマー(バイク側)の取り付けをする穴の大きさや取り付けに干渉しそうな障害物の有無など、予め測ったり写真を撮ったりして知っておきます。それと取り付けしたい現物を持って「ホームセンター」のネジコーナーへ行き、必要なボルト・ナット・ワッシャーなどサイズ、デザイン共に合うものを購入すればいいだけです。
取り付けは一般的なレンチ等で可能ですので簡単です。
取り付け完了!「かっこいいし乗り心地も改善!!」
ペグによって足を置けるようになりました。まるでMTのバイクに乗っているような姿勢で運転できます。まさに「跨る(またがる)」そんな姿勢です。しかも体重が両足に均等に分散して腰も疲れにくくなりました。
以前は右側だけに「水道管の繋ぎ」で自作したサイドステップを付けていて、左足は畳んだサイドスタンドの横にはみ出したところに適当に置いていましたが、、、、、
今回のカスタムで左右ほぼ均等なサイドステップを装備することに成功。実に実用性の良いカスタムです。原付なので時速30キロまでしか出せませんが、ちょっとしたカーブでもニーグリップほどではなくても車両との一体感、マ◯ダの宣伝ワード「人馬一体」が味わえました。
それから、サイドスタンドには直接関係は無いのですが、私のズーマーは「ロンホイ」していて若干エンジンが後方へズレています。センタースタンドはエンジンのオイルパンに相当する位置に取り付けられているためセンタースタンドもエンジンと共に後方へズレています。なのでセンタースタンドを掛けた際、純正より持ち上がる角度が少なく、センタースタンドの掛かりが悪い状態になっています。なのでサイドスタンドは必須な状態で「気に入ったものが欲しい」と強く感じていました。
その点今回のカスタムは満足度は高く、停車時の安定性、走行中の快適性の両方で価値を感じました。まさに一石二鳥です。
終、、ではなくついでに「タイヤ交換」しました。
リヤタイヤがかなり消耗していいたのですが、先日タイヤに釘?というかトタンや波板なんかを止める専用の釘みたいなものが刺さっていて、まさに「とどめを刺された。」感じになってしまいました。なので潔く交換しました。フロントはゴムが劣化し若干硬化していますが溝は残っているので今回は見送りました。
ごっついタイヤのズーマーですが私はダート走行などしないし、寧ろ接地面積的に考えれば塗装路では不利なので、フロントは制動時には力がリヤより多くかかるし、ハンドル直結なので振動など快適性も考えてブロックタイヤではないツルッとしたタイヤに交換しようと計画中です。
リアタイヤとしてこちらを購入↑
おしまい。
ズーマーはカスタムに自由度があるためか社外パーツが豊富です。しかし、それはあくまでも純正状態からのカスタムが前提となり。ネットや雑誌にあるような豪快なカスタムに憧れ、再現しようとするとする場合、市販されているパーツを取り付けただけではイメージに近づかない事がある。また、市販パーツでは総コストが高価となり、途中でカスタムが未完で限界となってしまうこともある。
そもそも、、、カスタムパーツが高価な理由は「流通量」にある。カスタムに人気なズーマーのパーツは比較的安価な部類になるが、ズーマーのパーツの中でもいわゆる「ポン付け」が出来ない加工前提の商品などは販売量が少ないのでやはり高価である。
では、「流通量の多い」製品をズーマーに流用すれば安価に、オリジナリティと実用性の高いカスタムが出来て一石二鳥なのではないか???と考え、私は今回「オートバイ」に比較的地下ジャンルである「自転車」からパーツを流用することを思いつき実行した。
これからも自転車のパーツをズーマー(オートバイ)にたくさん取り付けたいと考えている。
最後だけ論文風口調(笑)でしたがこれで終わりです。
皆さんも自転車パーツの流用を考えてみてはいかがでしょうか。もちろん安全の範囲内でですが。