【簡単】廃番のボールペン替芯を作ってみた。

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ボールペンの替芯作ってみました。

ボールペンの替芯にはある程度基準になる規格がありますが、メーカーによって細部の寸法が異なっているので「見た目が似ている。」場合であっても、適当に選んでしまうと換装できなかったり、ペン先に出た部分の長さが変だったりします。

このペン古すぎ、、、謎ペン、、、

今回替え芯を自作をする理由はそもそもペン自体が古すぎて替芯の同型番品が無いということ。あまりメジャーではないのか互換性に関する情報などが得られなかったためです。

本当は「ジェットストリーム」の替芯を用いて自作したかったのですが、今回は試しということで机の引き出しの中に転がっていたパイロットの多色ボールペンの黒インクの芯を使って作ってみます。

今回作る替芯のペン本体は「プラチナ万年筆」のボールペン。

正直、「プラチナ万年筆のボールペンである。」これ以上のことは私にはわかりませんでした。

分解するとこんな感じです。

ボールペンに関しては詳しくないのでわかりませんが、替芯は恐らくステンレス製で、先端から少ししたところから太くなっている形になってますね。

少しこの謎ペンが何なんのか調べてみました。

リビエール・BHR-10000

プラチナ万年筆|プラチナ油性ボールペン

URL:http://www.platinum-pen.co.jp/ballpen_01.html#BHR-10000

2018年3月14日参照

プラチナ万年筆のウェブサイトを確認するとコレに似ている気がしました。さすが高級文具。0が1つ多いですね。強い。

プラチナ万年筆|ボールペン替芯紹介ページ

URL:http://www.platinum-pen.co.jp/refill_top.html#BSP-100S

2018年3月14日参照

ただこちらの商品は替芯の形状が異なっていて内部構造は大きく異なってるようです。よって見た目が似ていて克つ同じメーカーの製品ですが替芯の互換性は無いようです。

ここまで調べてあまりピンとこなかったので互換性のある替芯を探すのを諦ました。

そして、「自作しよう」と決めました。

ここからが本題「替芯自作の工程」

テレビを見ながらくつろいでいる時間に片手間で作ることが出来る。そのくらい簡単です。

【加工①】替芯の長さを同じにカットする。

適当にマーカーで印をつけてもいいですし、そのまま合わせてハサミで切ってもいいです。失敗しない為のポイントは「0.5㎜くらい長めになるようにカットする。」ことです。大幅に短くなってしまうと簡単には長く出来ません。長めに切ってヤスリなどで削って同じ長さにすると書き味的にも良い感じに仕上がると思います。

【加工②】バネが引っかかる場所を作る。

ボールペンにはペン先をしまう機構が付いてます。今回のボールペンはボールペン芯下部にペンのインナーとで突っ張る様な形でバネが入ってノック出来る様になっている機構なので、そのバネを突っ張るための取っ掛かりを作る必要があります。予め新しい芯の方にバネの掛かる突起がある場合は削り落とす必要もあります。

今回使用する替え芯はよくある多色ボールペンで、ペン上部にバネなどの機構があり、替芯はそこから吊り下げるような機構だったため、芯側には突起などはなく邪魔な突起を削る作業はありませんでした。

今回考えた場所は唯一この工程だけで、バネによって常に力が掛かっている状態なのでどの様な方法でバネの力を受け止めるか、また、替芯が純正は「ステンレス」な点に比べ「プラスチック製でグニャグニャ」であることなど、頭の中でぐるぐると考えましたが結論としてはこうなりました。

「ーーーアルミテープでぐるぐる巻!!!!」

アルミテープであれば何重にもすることによってバネを受け止める事ができる「太さ」を稼ぐ事ができますし、同時にミルフィーユ構造による剛性の確保も可能です。

当記事では順序が逆ですが、まず、バネをどこで受け止めるのか位置を測っておきます。

マッキーで適当に位置を印しておきます。この印より上にアルミテープを巻くことで純正と同じ加重でノックすることが出来るはずです。

替芯の完成。最終的にこうなりました。

奥が「純正」、手前が今回作った「自作の替芯」

アルミがなんか光ってて「高級感(笑)」があります。

アルミテープはだいたい芯の周りを5~6周くらい巻きました。使用したアルミテープの長さは合計10センチ弱です。

ペンに装着して完成です。

ペンに戻して。

ひとまずは完成です。

重要な機能の確認。文字を書けるのか、、、!?

びふぉ~:因みに元の芯はこんな感じで、かすれてしまい文字は書けない状態でした。。。

あふたー:書けます!!意外に書きやすいパイロットのボールペンもいいですね。

バッチリですね。ノックをしてペン先を収納する事もできますし、ノックの際に変な音がしたり、内部で芯が歪んだり異常も無いようです。ステンレス製の替え芯とは違い芯を取り出せばインクの残量を大まかに確認することも出来ますし、ビジネスシーンで使用する際に突然インクが無くなったりしないので良いかもしれません。

ペン本体が金属製で高級感や所有感はあるのですが、グリップも金属で勉強用には適していませんね。ですが、普段のメモなど今後もこちらの「プラチナ万年筆のボールペン」を愛用して行きたいと思います。

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