【DIY】ズーマーのタンクカバーを缶スプレーで塗装!
私の愛車は「ホンダ・ズーマー」です。普通自動二輪免許は持っていないのでオートバイは原付(一種)までしか乗れません。「ズーマー」は50ccのスクーターで、特徴的なデザインやネイキッドスタイルが故のカスタムの自由度などから人気の高い車種で10年以上同じデザインで販売されているロングセラーな原付です。私もそのデザインとカスタムの自由度の高さに惚れてしまい購入したのを覚えています。、、、、
、、、、そうです!そうでした!!私は「カスタムしたい!カスタムしたズーマーを乗りたい!」そう思ったのです!だからズーマーを購入したのでした。
ですから今回は「缶スプレー」で塗装し、かっこよくカスタムしようと思います。
実のところ今回が初の塗装ではありません。以前のDIY塗装では反省点があったため今回記事として残しておこうと考えた次第です。
上画像はズーマーのタンクカバー付近が写っています。5年以上前、正確にいつ頃だったか不明ですがホームセンターで購入した一番安いラッカーで赤色に塗装したのを覚えております。ただのアクリル系?のラッカーだったため耐久性が無く、紫外線にも弱かったように思います。ガソリンタンクのカバーということで、給油時にガソリンがが給油ノズルから垂れることもあり、塗装後1年もきれいな状態は持たなかったです。
今回はボディーと同色の「白」で塗装します。
以前は「とにかく安いラッカー」を選び色など特に考えていませんでした。「表面保護にはなるか、、、」ということで適当に塗装した感じです。しかし、今回は「カスタム」なのでかっこよくならなければいけません。別にボディーと同色でなくても全体的にまとまっていればよいわけですが、私にはその様な色に対するセンスはないようでした。、、、ですので今回は無難にボディーと同じ「ホワイト」でタンクカバーを塗装していこうと思います。
ホンダ・ズーマーの「白」は何色???笑
私はズーマーのボディーカラーの「白」が何色なのかわかりませんでした。「なに??白は白色でしょ!?」というように感じた方も居るかもしれません。しかし、これから塗装をしようと考える場合、中でもボディーと同色に揃えようとしている場合は特に合わせたい色そのものが何の色なのか調べておく必要があります。
白ズーマーのボディー色「白」は「シャスタホワイト/NH-138」
調べた結果ズーマーの白は「シャスタホワイト/NH-138」とのことです。
私「よし!!缶スプレー買いに行こう!!!、、、どこに売っているんだ???」
そうなんです。この「シャスタホワイト/NH-138」はホンダのバイク専用色で恐らく「ホームセンター」や「オートバックス」などの車用の塗料しか置いていないお店には売っていないのです。なのでネット通販で購入するのが現実的で、「即日入手」は難しいのです。それにマイナーというか、ニーズがあまりないのでしょう、1缶2,000円くらいするのは高すぎる気がします。
なので私は今すぐ塗装してしまいたかったのもあり、身近な「ホームセンター」へ向かいました。そして、、、、
買ってきました。。。。
はい。先程「売っていない」と言った通りもちろん売っていなかったので「シャスタホワイト/NH-138」ではなく、ホンダ(車)の商用バンなどに使われているらしい色「タフタホワイト/NH-578」を購入しました。結局調べたのに見た目で選んでしまいました。この色ですが結論を申しますと「問題なかった。」です。意外にズーマーの白の純正色に色味が近かったので私としては満足しています。
あらためて購入したものを紹介します。左から
- 安物ラッカー(クリアー)※使いませんでした。
- ボディーペン(タフタホワイト/NH-578)
- ボディーペン(下地・プラサフ)
以上三点です。クリアーは使用しませんでした。
Amazonで購入するなら以下の「ホルツ」ブランドのモノが安価で良いかと思います。
それでは実際に塗装開始です!外へ移動。
今回は以前の塗装がホロボロな状態で少し残っています。なので塗装を落とすところからはじめました。塗装の落とし方は「削る」、「剥がす」、「溶かす」が主で今回はステンレスタワシでゴシゴシこすって削り落としました。
古い赤いラッカーの塗装が全て落ちました。ここからは塗装をする前の下地作りをします。画像からはわかりにくいですが水で濡れています。濡れている面をよく見ると、水が弾かれているところと水が馴染んているところがあると思います。塗料も同じで塗装面に弾かれては塗ることが出来ません。ですので画像の水が弾かれていないところのように塗装面の全体が水に馴染むように下地を作らなければなりません。
【下地作り①】表面に均一な傷を付ける。
耐水ペーパーを使って水研ぎをします。表面に付いた不要な傷や凹凸を削りつつ全体に細かな傷を付けていきます。
耐水ペーパー#800でこすっている途中です。先程に比べ全体に水が乗っていることが確認できます。この状態を全体に水が馴染むようになるまで行います。
ペーパー掛けを終えました。画像は水が乗っている状態です。ツルッとぬるっとしています。まるで水に濡れているようには見えませんよね。水と同じで塗料も「ぬぺ~~っ」と乗っかる状態になりました。
【下地作り②】パーツクリーナーなどで脱脂します。
塗装前には塗装の浮きの原因となる油が無い状態になるように「脱脂」を行います。本当は「シリコンオフ」などを使用した方が良いのでしょうが持っていないので安価に入手できることに加え汎用性の高い「パーツクリーナー」を使用しました。パーツクリーナーも無ければ中性洗剤で洗うことでも脱脂できます。
脱脂が完了して乾燥させれば塗装の準備は完了です。
塗装前の塗面の確認です。全体に微細な傷が入っています。これでいいのか、、、少し不安です。失敗してまた下地作りを繰り返すのは流石に遠慮願いたいので、、、、、しかし美しいものです。この後に#2000番でペーパーを掛けて最後にピカールなんかで磨いたらいい感じの鏡面仕上げになると思うのですが、、、、しかし今回は塗装なので寄り道はぜず早速塗装に入ろうと思います。
【塗装①】プラサフを吹く。
一応塗装の耐久性を上げる意味でもプラサフは使用しました。
プラサフ(プライマー・サフェーサー)を使用すると下地のサビ予防など下地保護と塗料の密着性と高めることが出来ます。以前の赤い安物ラッカーのときはプラサフは使用しませんでした。もしかしたらこれが塗装が剥げてしまった理由だったのかもしれません。なので今回はプラサフを省かずにしっかり使用しました。
塗り方に関しては私は2回に分けてプラサフを吹きました。1回目はタレないように薄め。2回目は1回目が半乾きの状態で全体が均一になるように克つやや厚めに吹きました。
【塗装②】色を付ける!
プラサフが乾燥して塗面がサラサラになったら色のついたスプレーで塗装していきます。今回は「タフタホワイト/NH-578」を使います。
こちらはプラサフの2度塗りに加え念を押す形で更にもう1回の3度塗りを行いました。
クリアーを使う場合はこの後同じ要領で吹けばKOです。今回はクリアーはしないのでここで完全に乾燥させて終了です。
完成ー!車両に取り付けて、、、、
完成しました。疲れましたね。スプレーなので風などに流されて壁などにつかないか心配して精神衛生上で主に疲れました。しかし、満足です。
ただ、白くきれいになった為か「給油口」の主張が激しく、「給油口もカバー付けるなりなんとかしたい、、、」という悩みが新たに生まれてしまいました。
写真では塗装したタンクカバーが白すぎて若干浮いているように見えますが、肉眼ではそこまで気になりませんでした。
それに実は、というか、今思い出しましたが、この「タフタホワイト」。以前このズーマーに使用したことがありました。ズーマーを知っている方にはわかるかと思いますが、下画像の後輪の真上、パイプの部分(画像マンホールに一番近いパイプの部分)には本来ウインカー・テールランプなどが付いていました。画像で分かる通りランプ類はシート下側へ移設しています。そして、元々ランプ類が付いていたところは、当然ランプを付けるための「金具・ステー」が「生えて」いました。それを削り落として、あたかも元より何もなかったかのように加工(スムージング)しています。その削った跡を隠す際にも、今回使用した塗料と同じもの(ペンタイプ)を使用しています。どこだかわからないですよね。そのくらいボディー色と今回使用した「タフタホワイト」は似ています。
まあしかし、タンクの部分が白く浮いて見える原因は10年以上前の年式の車両なのでボディーの白が少し黒ずんでいるのも原因ではありますが、、、、
、、、何だが新たな問題点、不満点が出てきてしまいます。ですが今回はここまでで満足とします。
近所をこれで回りたいと思います。時々足元を見ては自己満足なズーマーで少しドライブへ行ってきます。
↓今回使用したものです。
ちなみに、リンク先のような缶スプレーは容量的には余裕があり、タンクカバー程度の塗装では3割くらいしか使用しないと思います。なので塗装が剥げたり、他のところも塗装するときに余りを使用できるので「もっとカスタムしたい♪」になるかと思います。