【失敗】ステンレススチールの第4世代iPod touchを磨いたら逆に霞んでしまった。の巻

[失敗した…]iPod touch第4世代のステンレスボディーを各種コンパウンドで磨いたら、逆に濁ったので、注意喚起と考察。

今回は、少し前に、ステンレスモデルのiPod touchを磨いた際、傷を消して、ピカピカに磨くはずが、逆に細かな傷をつけてしまい、くすんでしまったことがありました。なので、どの研磨剤を使ってくすんだのか。本来はどのような研磨剤を使用すればステンレスボディを磨き上げることができるのか。

今回はそういった内容をお伝えしていければと思います。

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ステンレスでは最新モデルのiPod「Apple iPod touch 第4世代」

最近のiPhoneXやApple Watchではステンレスボディーを採用した機種がありますが、「iPod」のステンレススチールボディー製品は、こちらのiPod touch4世代が”最新※”モデルです。※発売日で見た場合。販売終了日で見ればiPod classic(MC293J/A,MC297J/A)のほうが最近まで販売されていた。

ステンレスボディーは丈夫で、傷に強く、その名の通り錆びることはありません。そして、10年近く経過した現在も、非常に美しく輝いているわけですが、流石に小傷は蓄積しており、光に照らすともはや傷しかない状態でした。なので今回は、こちらを磨いて新品同様のピカピカを目指したわけです。

が、当然、タイトル通り、逆にくすむ、霞むわけですけれど。

使用したコンパウンドは「ピカール ラビングコンパウンド」と「SOFT99 コンパウンドトライアルセット」の2種類

今回使用した磨き粉(コンパウンド)は、「ピカール ラビングコンパウンド(右→)」と「SOFT99 コンパウンドトライアルセット(←左)」です。

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まず、はじめに申し上げておきますが、これらコンパウンドは非常に良い製品です。私の過去の記事では何度もこれらのコンパウンドを使用して、実用的な価値を提供してくれています。

ただ、ステンレス(iPod)を磨くのには適していなかったという感じです。なので製品の善し悪しとして誤認しないようお願い申し上げます。

さて、話がそれましたが、今回は上記の2製品のコンパウンドを使用して、iPod touchのステンレスボディーを磨いてみました。

それでは実際に磨いてみた。

それでは実際に磨いてみました。

今回は、もともと、どっちのコンパウンドがiPod磨きに適しているのかを検証することが目的でした。なので、磨く前の下準備のマスキングテープによるカバー作業ですが、普通はコネクタ端子やスイッチボタン、マイク、カメラだけにマスキングします。それに加え今回は検証用に、(上)写真の様にどこをどのコンパウンドで磨いたのかをわかりやすく境界線を作ってみました。

(右→)がSOFT99 コンパウンドで、(←左)がピカール ラビングコンパウンドです。

「ピカール(Pikal) ラビングコンパウンド(15μ)」

PiKAL [ 日本磨料工業 ] コンパウンド ラビングコンパウンド 140g [HTRC3]

こんな感じで、ウエスを使用して、磨いてみました。コンパウンドの粒子の細かさは「15μ(マイクロ)」です。

「SOFT99 コンパウンドトライアルセット(10〜15μ、3μ、1μ)」

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同じくウエスで磨きました。ただ、こちらは3本がセットになっているので、粗い順で「細目(10〜15μ)」「中細(3μ)」「極細(1μ)」で磨いていきました。

磨いたあとは、アルコールでしっかり洗浄。

磨き粉の油があるので、それをアルコール(エタノール)を用いて洗浄します。

結果です。「ビフォーアフター」

磨いた後です。

一見、磨く前と比べて、変化がないように見えます。マスキングテープを剥がすと、、、

、、、明らかに、テープを貼っていた所、つまり磨いていない所のほうがキレイだ。。。

よく見ると、左のラビングコンパウンド(15μ)よりも右のSOFT99トライアルセット(10〜15μ、3μ、1μ)の方が磨けていました。とはいえ、磨く前のほうがキレイではあるのですが、、、

さて、実際に磨いてみてわかったこととして、まず、ラビングコンパウンドや、細目の10〜15μの粒子のコンパウンドでは粗過ぎるようです。

トライアルセットは「細目(10〜15μ)」「中細(3μ)」「極細(1μ)」と、最も細かいものでは1μのコンパウンドまであるので、なんとか磨く前と同等程度まで磨き直せているみたいですね。

SOFT99のコンパウンドトライアルセットの「細目(10〜15μ)」「中細(3μ)」「極細(1μ)」のそれぞれをもっともっと根気よく、磨き続けていればもっときれいに磨けるかもしれません。※今回は各5分で15分程度しか磨いていないので、30分ずつ磨くか、電動の研磨機を使うなどすればよりキレイに磨き上げることも可能に感じました。

最後に、、、極細(1μ)で全体を磨き直したらマシになった。

あまりにも差があって、そしてラビングコンパウンドの方は明らかにくすんでしまったので、境界をごまかすために、SOFT99の極細(1μ)で全体を磨き直してみました。

20分くらいウエスで手磨きしました。すると(上)写真のように、なんとか磨く前と同等な状態になりました。なので、やはりもっと根気よく磨けばもう少しキレイに仕上げることも可能ですね。

わかったこと。ラビングコンパウンド(15μ)はキズ消し用。仕上げは中細~極細(1~3μ)で気長に!

ピカールのラビングコンパウンドでは細かな傷を消すことは出来ますが、更に微細な傷がついてしまい、白くくすんでしまいました。

今回わかったこととして、傷を消すならラビングコンパウンド程度の10~15μの細目なコンパウンドを。鏡面仕上げするなら1~3μの中細から極細のコンパウンドを使用すると良いことがわかりました。

ただ、今回のような液体やクリーム状のコンパウンドは、精密機械・電化製品であるiPodを磨くのにはやりづらく感じました。タレが多くて、たっぷり塗らないと磨きにくく、そのため端子やボタンなどから機器内部へ侵入してしまいそうで少し怖かったです。

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なので次回、再度iPod磨きに挑戦するときには、布にコンパウンドが染み込んだタイプのものや、綿に染み込んだタイプのコンパウンドを使って磨いてみようかと検討中です。

何かの参考になれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。

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