解説。簡単。自分で車のウィンドウォッシャー液を補充する方法。希釈や注意点など。
今回は自分で車のウインドウォッシャー液を補充する方法をご紹介いたします。
ウィンドウォッシャー液の薄め方やそのコツ、補充する際の注意点なども一緒にご紹介していきます。初めての方でもできるように、わかりやすく写真を多めでお伝えしていきます。
目次
車のウォッシャー液追加に必要なもの。
車のウィンドウォッシャー液を補充する上で必要なもの・用意するものを紹介します。
必要なものはまずウィンドウォッシャー液です。 それから薄める場合は水道水が必要になります。
■必要なもの
○ウィンドウォッシャー液
○水(薄めて使用する場合に使用。水道水)
基本的にはこれら2点で他には必要ありません。工具なども必要ありません。ただ、こぼしてしまった時のために、雑巾などを用意しても良いでしょう。
水は薄めるために使うので、寒冷地など薄めずに使用する場合はウィンドウォッシャー液のみで大丈夫です。希釈方法・薄め方については後ほどご紹介いたします。
後は車によって異なりますが、ウィンドウォッシャー液を入れる際にじょうごなど、こぼさずに入れられるようなアイテムがあるといいかもしれません。
なによりまずは、目的の車のボンネットを開いてウィンドウォッシャー液のタンク・注入口を確認してから必要なものを見定めましょう。
ちなみに、薄める際に使用する水については、水道水が基本ですがまたは精製水、バッテリ補充液などでも代用可能です。
薄め方・希釈割合について。
希釈割合については「通常は原液1に対して水1(凍結温度-2度)」「汚れのひどい時や冬季は原液で使用(凍結温度-6度)」。を推奨しています。
端的にまとめると、いつもは倍に薄める。冬は薄めず原液で使用する。以上です。
基本的にはお住まいの環境の温度で合わせるというのが一般的です。しかし、汚れを落とすことを第一目的にしている場合は原液で使用されることをお勧めいたします。
当然ながら薄めるとその洗浄効果も低くなるためです。しかしながら大量のウォッシャー液を噴射してじゃぶじゃぶ洗いたいという場合は、倍ではなく3倍程度に薄めても大丈夫です。※実際、凍結の恐れがない場合において、自分を落とす効果が必要なく、泥汚れ落としたい場合に関してはウィンドウォッシャー液は使わず、単に水だけでも大丈夫です。
寒冷地(冬)の場合は寒冷地対応のウィンドウォッシャー液を選択しましょう。
余談。ウィンドウォッシャー液を使う理由。
なぜウィンドウォッシャー液を使うのかと言うと、まず一つ目に、寒いところでも凍らない液体でなければならないという点があります。 夏はともかく冬は地域によっては氷点下になることも多く、液体であるウォッシャー液がもしも普通の水であった場合凍ってしまいますよね。凍ってしまうと水は膨張するのでウォッシャー液を蓄えているタンクが破裂したり、噴射ノズルまでのチューブが破裂したりといったトラブルが起こりえます。また冬でも凍ることなく通常通りウォッシャー液を噴出して視界を確保することも必要です。なのでウォッシャー液は、氷点下でも凍らない液体である必要があるわけです。
それから二つ目に汚れを落とす能力です。具体的には車は走行中、安全上、良好な視界を確保する必要があります。
そして、車の走る道路には排気ガスなどがあり、排気ガスには僅かながら油分が含まれていることがあります。そしてそのオイル成分は車の窓ガラスに付着し水を弾いたりして視界を遮る原因になる場合があります。いわゆる油膜です。それらを軽減あるいは除去するための洗浄能力が付与されています。
以上の「凍りにくい液体」「汚れ・油分を除去する洗浄効果」から車にウィンドウォッシャー液が必要となっています。
やり方・手順
それでは実際の手順やり方についてご紹介していきます。
1. ボンネットを開く。
はじめに車のボンネットを開きます。基本的にはウォッシャー液のタンクは車のボンネット内にあります。
ボンネットの開き方については、基本的に運転席にあるボンネット開口レバー手前引くことでボンネットのロックを解除できます。
そしてボンネットの開いた隙間に手を入れて持ち上げて開きます。
ただボンネットは、ロックを解除した状態で誤って走行した場合に、ボンネットが風で開かないようにさらに固定されています。それらを解除する方法は車によって異なりますが、ほとんどの場合ボンネットのできた隙間の中央部分にレバー・ストッパーがあるので、隙間に手を入れて手探りでボンネットを開くレバーを解除しつつボンネットを持ち上げて開きます。
そしたら車種によっても異なりますが、ボンネットを開いたままで保持するための支え、バーを立てます。※バーは寝た状態で格納されています。
上級な車・高級車などは、ボンネットにダンパーが装備されているので、開くだけで、開いた状態を維持してくれます。※要は開て、その開いたまま保持されるものは、何もしなくてOKです。
2. ウィンドウォッシャー液タンクを探す。
ボンネットの内部を見渡してウォッシャー液のタンクを見つけましょう。
ウォッシャー液のタンクのキャップはこのような絵柄になっています。
基本的には工具は必要なく簡単に手であげられるように設計されています。
3. ウォッシャー液を注ぐ。
薄める場合は薄めた後に、あるいは分量を量って、ウォッシャー液を流し込みましょう。
ただし今回の車の場合のようにウォッシャー液の元のボトルでは注ぎにくいことがあります。その場合は何かしらのボトルに移し替えたり、じょうごなどを使って注ぎましょう。
※消毒用エタノールは空のボトルです。注ぐのにちょうどよかった為、活用しました。
ウォッシャー液のタンクには満タンを知らせるゲージがあります。見にくいかもしれませんが可能な限りそのメモリを発見して、入れすぎないように注意しましょう。
あとはキャップを閉じ、作業完了です。お疲れさまでした。
ウォッシャー液補充の注意点・トラブルシューティング
ウォッシャー液を補充する際に注意したいポイントについてご紹介していきます。また補充するときだけではなく、車、ウィンドウォッシャー機能を使っていく上でのトラブルポイントについても一緒にご紹介します。
ウォッシャー液のタンクを間違えないようにしましょう。
ウォッシャー液のタンクを間違えないようにしましょう。ウォッシャー液のタンクのキャップは上写真のようになっています。
間違えるととんでもないことになる場合があるので注意しましょう。
また、ギリギリまでキャップの近く、あふれるほどの満タンにはしないようにしましょう。振動などで溢れかえってしまう恐れがあります。上記でご紹介していますが、満タンゲージがあるので、それを確認しましょう。
ウォッシャー液の減りが早すぎると感じたら。ここをチェック!
ウィンドウォッシャー液の減りが早すぎるなと感じたときには写真にあるところをチェックしてみましょう。
車にもよりますがウィンドウォッシャー液のタンクは連結部分があることがあります。
この連結部分が車の振動によりズレてしまったり、はずれてしまってることもあるかもしれません。ウィンドウォッシャー液は使わなくても半分程度が漏れ出てしまう可能性があります。
その場合はもう一度奥まで差し込んでみたり、状態を確認して直せそうなら直してみてください。
またウィンドウォッシャー液のタンクが割れていたりするかもしれません。気が向いた際に確認してみましょう。
まとめ
今回は、車のウィンドウォッシャー液の補充方法とその際の注意点・コツのご紹介でした。
自分でウィンドウォッシャー液を足す際の参考になれば幸いです。