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ダイソーの300円商品!「USBミニ扇風機」の検証レビュー
まずはじめに、今回レビューするものは「2017年モデル」です。実は去年の夏前に購入したのですが、Amazonで他のUSBファンを購入したため今の今まで放置して、開封すらしていませんでした。
ダイソーでは、今年、2018年は、この商品の改良版が販売されています。「2017年モデル」と「2018年モデル」との違いは「本体の材質がプラスチックかスチールか」の違いです。2018年モデルはファンカバーがスチール製になっています。その他フィンの形状や羽の数、などは同じですので、まあ、参考にななるのかなと思います。
300円!安すぎる~USBファンとしては最安クラス
USBファンの相場は500円から3000円程度です。当ブログでも以前に紹介した「2重ファン式USB扇風機」はプロペラが2つ、モーターも2つ、そして、バッテーリー内蔵で1000円でしたので、コスパは良いと思います。ただ、「風を送る」という機能だけを求める場合にはバッテーリー内蔵などは意味がなく、省いて安くなるなら、省いて構わないですよね。
アマゾンなどで「USBファン」などのワードで検索をかけると、たくさんの商品がヒットしますが、300円という商品はなかなかないと思います。なので、ダイソーのUSBファンは「最安」といっても差し支えないのではないかと思います。
アマゾンで検索をかけると以上の商品が、ダイソーのUSBファンに類似しており、価格はダイソーの2倍前後します。モーターやスイッチフィンの形状なんかもそっくりで、「2018年モデル」のダイソーUSBミニ扇風機と同じ場所で製造しているものと考えられます。
開封!外観・スペック
中身は「本体」だけでした。説明書はありません。説明文章自体は箱に記されています。
ファンの方向は真上から真下と自由度が高いです。
上下大きく振る事ができるので、例えばPCケースの中に仕込んで、ケース内のエアフローの改善にも使用できそうです。
また、ファン後方にはスイッチが付いていて「ON」と「OFF」を切り替え、USBの抜き差しなしでコントロールできます。
底面、設置部にはウレタンが貼り付けてありました。若干の滑り止め効果と制振効果が期待できます。
USBケーブル(コード)の長さは「約110cm」です。
USB接続!ファン始動!検証編
検証とするにはいささかお粗末過ぎですが、「風量」や「騒音量」などを見ていきたいと思います。
USBに接続!PCやモバイルバッテリーで使用可能
USBファンなので当然ですが、PCやACアダプター、モバイルバッテリーなどで使用できます。写真2枚目の乾電池式USBチャージャーですが、出力は「5Vの500mA」です。ウォークマンなどを充電するためにはるか昔に購入したものですが、低出力でもUSBファン程度では問題ありませんでした。このUSBファンの実消費電力は2.5w以下ということが推測されます。
風量について
写真は、ウエットティッシュ(乾燥後)がなびいている状態です。そこそこの風量ですが、2重ファンなどのUSB扇風機と比較すれば7割り程度の風量しかありません。まあ、USB扇風機としては十分には思えるほどの風量はあります。
実際に使用する場合では、例えば人に向ける場合、距離としては1メートル以下が良いかと思います。50センチ程度の距離では風を十分に感じます。1メートルでは軽い空気の流れを感じる。そんな感じの風量でした。
騒音量、動作音について
今回は、スマホの騒音計アプリを使用して「動作音の音量」を計測してみました。スマホアプリなので恐らく正確ではありませんが、おおよそはつかめると思います。
まず、上の写真はUSBファンを「OFF」の状態で、その他家電製品などもつけていない、部屋の通常時の環境音です。
なにもしていない部屋の騒音は「約16デシベル」となっています。
次、ダイソーのUSB扇風機を「ON」にします。
「約26デシベル」に上昇しました。約10デシベルのアップです。
次に「エアコン(冷房)」をつけてみます。
「約27デシベル」1デシベル程写真では違いがありますが、スマホアプリ内の赤いグラフを見ていただければ分かる通り、波形に大きな変化は見られません。
ということは「エアコン」よりも「USBファン」のほうが音量が大きいという可能性があります。もちろん、USBファンの方が計測地点に近いということも有るので明言はできませんが、「体感上」ではUSBファンのほうが身に近いということもあり、「音が大きい」と感じました。
ファンは小さいほど回転数が必要で、その結果うるさめになってしまうのでしょうがないことです。
ただ、30デシベル程度がUSBファンの一般的な騒音だと思うので数値的にも「静か」と言っていいと思います。
体感的にも「うるさい!!!!」となるほどの音量ではなく、アプリ内の表示にもある通りで騒音レベルは「rustling leaves(木の葉のこすれる音)」程度の音量で「意外に静かに思えてきたww」という感じのビミョーに静かな音量です。現在もこのファンをオンにしてこの文章を書いているのですが、問題ないですね。十分静かだと思います!!!!
活躍するシーンは?
普通に涼む以外にもUSB扇風機には「活用法」があります。
①HDDを冷やす
長時間の読み書きを行うとHDDは熱を持ちます。特に夏場は要注意です。急速な発熱は金属の膨張などによる変形を引き起こし、最悪、HDDは破損してしまいます。
扇風機程度では発熱する物体を発熱に逆らい冷却することは困難ではあります。しかし、直接風を送るか、あるいは周囲の空気を循環させて熱溜まりをなくすことで、HDDの温度上昇を緩やかにすることができます。また、最高温度の低下にも貢献することもできます。
②手汗予防
マウス操作やキーボード操作を行う際に、手汗があると、機器を汚してしまう恐れがあります。また、手汗は純粋に不快ですよね。USB扇風機は根本的な冷却能力は「通常の扇風機」や「エアコン」には到底及びません。しかし、エアコンを優しくつけた状態で局所的にファンを使用することで不快感を軽減し、「省エネ」を行うことができます。
③机の下などでの熱溜まりを吹き飛ばす
机にしたなどは風通しが悪く、熱が溜まりやすいです。もしも机に下にホコリが他より多く積もっていれば、それは風通しの悪い証拠です。机に下は人によってはPCを置いたり、オーディオシステムを設置していたり、熱の発生源が有る場合も多い場所です。
コンデンサーなどの半導体は熱に弱く、余計な熱によって寿命が縮むこともあります。机の下に電子機器があるかたには非常に有効です。
最後に、、、
USB式でコンパクトなので夏以外にも、PCの冷却や簡易サーキュレーターとして年中使えます。USB扇風機を持っていない方には「300円」という価格なので購入して試してみるのもいいと思います。