ヘルメットの縁ゴムを修理する!!靴補修材「シューグー」

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ヘルメットの縁ゴムが剥がれたので、自分で直してみた。

今回は、私の現在愛用しているヘルメット「KAMUI(OGK KABUTO)」をDIYで修理していきます。

私はホンダの「ズーマー」という原付きスクーターに乗っています。原付きとはいえ公道を速度の早い車と一緒に走るため、原付免許を取りズーマーに乗り始めてからすぐに身の危険をヒシヒシと感じました。

なので「安全」な「フルフェイスヘルメット」でかつ「手頃」な商品ということでこちらの「KAMUI(OGK KABUTO)」を購入しました。

本当は「アライ」や「SHOEI」などのレーシング仕様のモノやSNELL規格の対応設計に基づいた極めて安全性の高いモノがほしかったのですが、購入当時、高校生だった私はお金も限られた中では5万円近いヘルメットには手が出せませんでした。そこで、安全性とコスト、それから快適性で高い評価のあったこの商品を選択しました。7年間以上は使用していますが、「買ってよかった」と今でも満足しています。

あと、少し恥ずかしいのですが、私は少し面長で、それでいて頭でっかちなので、実際に被って確かめて、比較的ゆったりで私にとっては適切なサイズ感の製品があったメーカーとして「OGK Kabuto」を選んだというのも大きな理由にはなります、、、

そんな、非常に気に入っていて愛着のあるヘルメットなのですが、、、、、こんな有様に、、、、

~現状~縁(ふち)ゴムが剥がれてしまった、、、

ヘルメットの顎下の部分というか襟の部分というか、ヘルメットを装着する時に頭を挿入する開口部の「ふち」を取り囲むようにまかっているゴムが剥がれてしまいました。

、、、というか、この剥がれたゴムパーツの名前は「ふちゴム」であっているのだろうかw

実はこの状態で暫くはその都度はめ込んでごまかしながら使用していましたが、バイクの振動や風で剥がれてしまいますし、ヘルメット着脱の際にも頭と擦れてすぐにめくれて来てしまう状態でした。走行中は剥がれた隙間で風切り音が発生していて、ストレスが溜まる状態でした。それに雨天時走行などの耐水性の面でもこのまま放置するわけにはいきませんよね。

それから、このように壊れてしまった原因なのですが、恐らく経年劣化なのでしょう。もとの縁ゴムは接着剤で止まっているように見えるので、季節による度重なる温度変化と、着脱によるダメージなどが結果として現れたものと考えられます。

一応今回は、もともと接着剤で固定されていた箇所だったので修理するのにも接着剤を使用したいと思います。それでは次、修理の作業・方法を紹介していきます。

縁ゴムの修理!作業編

それでは実際に使うものなどを紹介しながら、剥がれてしまった縁ゴムをもとに戻す、修理・補修作業を行っていきます。

必要なもの

  • 接着剤(今回は靴補修材「シューグー」を使用)
  • ヤスリ(剥がれにくくするため)

以上の2つを使用します。接着剤に関しては耐水性のあるものが好ましいです。それからアロンアルファなど「瞬間接着剤」は使わないほうがいいです。理由としては、ゴムやプラスチック、塗装面を劣化させる可能性があることと、早くくっつきすぎてズレたまま固定されてしまう恐れがあるからです。同様の理由から硬化時間の早い「グルーガン」、「ホットボンド」なども使用できません。

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接着剤を今からご用意されるのであればこういったセメダインの多目的接着剤がおすすめです。まあもちろん靴底など、他にもパテのように固形物として形成するならシューグーなどではないとできないのですけれど、、、、(シューグーのほうが個人的には信用しているし、よりおすすめですが!価格がね。)

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もしも、縁ゴムの剥がれではなく、ひび割れや千切れた状態を補修しようと考えているのなら、やはりシューグーなど、ゴムとして硬化するタイプの接着剤をおすすめします。

千切れている場合は先にシューグーでつなぎとめてから、硬化させ、盛りすぎたシューグーを削り落とすことで、千切れた縁ゴムを繋がった状態へと補修できます。

それから、ヤスリに関しては必須ではありませんが、ない場合でもドライバーの先端やコインなどを使って軽く傷をつけて置くと剥がれにくくなって良いでしょう。

今回使用する「シューグー」にはヤスリがセットに入っているため別途用意する必要はありません。

使用するのは靴補修材の「シューグー」

今回はヘルメットの縁ゴムを修理するのに「靴補修材 シューグー(黒)」を使用したいと思います。シューグーは以下のようなヘルメットの補修用途に必要と考えられる

  • 強力な接着力
  • 耐水性
  • UV耐性

といったような性能のすべてを持っています。まあ別にテキトーなボンドとかでもいいと思いますが、バイクのヘルメットということで外での使用、保安装備での使用を考慮して、優れた性能の接着剤が求められると思いましたのでこちらを選択しました。

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まあ、実際のところは写真を見て分かる通り、使いかけのシューグーが身近にあって、ヘルメット修理にも最適だったので選んだだけなのですが、、、、私は、たまにスポーツとしてスケートボードをしているということもあり、シューグーは身近な存在です。

弱点は「硬化時間の長さ」くらいです。

硬化時間(一応の目安として)

●薄く塗った場合・・・・・約12時間

●少し厚く塗った場合・・・約24時間

参考:シューグーパッケージ裏説明欄より

しかし、耐水性や紫外線耐性など優れた接着剤で、靴補修に限らず、ゴム、プラスチック、革、ビニールなど様々な素材に対応し、キャンプのテントの補修や、ボードの割れの補修、園芸用品の補修など、使えるシーンは多彩なのでおすすめの接着剤です。

続いて実践しながら具体的なやり方・手順をご紹介していきます。

補修作業①「接着面のヤスリがけ」

(上)写真の様に剥がれた縁ゴムの接着面は元の接着剤の残りが付着していて、いかにも接着しにくそうになっています。なのでそこをヤスリなどで古い接着剤を削り落としつつ、接着面に細かい傷を付けることで、接着剤と馴染み、より強力に接着し直すことができます。ヘルメットプラスチック側だけでなく、剥がれた縁ゴム側も同様です。

補修作業②「接着面のクリーニング」

接着面に削りカスや油などの汚れがあると接着剤の密着性が下がってしまいますので、きれいなウェットティッシュなどで汚れを拭き取っておきましょう。

これはいわゆる脱脂作業なのでできればシリコンオフ剤やアルコール系のウェットティッシュがあるといいのですが、そこまで気にする必要はないかもしれません。「まあ、きれいかな?」というくらいまででも大丈夫です。

見落としがちなので一応書いておきますが、剥がれた縁ゴムの内側もきれいにしておいてください。走行中、車の排気ガスなどで非常に汚れてしまっている可能性があります。

補修作業③「接着剤を塗る。」

接着剤の色が「黒」ということや、ヘルメット自体で影になってしまったこともあり写真が撮れませんでしたが、今回私は、剥がれた縁ゴム側の「V」の字の底に流し込む形で接着剤を塗る?いいえ、流し込みました。量は適当(テキトー)で最初少なめで足りなさそうだったので、剥がしてもう一度流し込んでみたり。最終的には少しハミ出る感じで塗りすぎましたが、「シッカリ着いている感」があったので良しとしました。

補修作業終了!「硬化を待つ」

大きめの洗濯バサミや、きれいにはがせる養生テープなどで押さえつけておけば、硬化中に剥がれてしまったり、少し浮いた状態で硬化してしまったりなど、主に見た目の仕上がりの点で安心できます。しかし、私の場合は用意がなかったので、(上)の写真のようにヘルメットの自重で押さえつけられるような状態で硬化させました。あとは、接着剤の硬化時間を待つだけです。

私はシューグーを使用したので、目安の「少し厚い場合、約24時間」です。

最後に、、、まとめ・教訓

自分で直してみましたが、非常に簡単でした。仕上がりもよくできましたし、強度としても十分でした。全体的に満足ですが、だた、反省点も1つだけありました。

それは、「硬化中の固定をしなかったこと」です。先程、硬化の際には大きめの洗濯ばさみや養生テープを使用したほうがいいと書きましたが、まさにその通りでした。今回の出来栄えとして、一部が少し浮いた状態で固定となってしまい、結果を100点満点とする訳には行きませんでした。とはいえほんの少しの浮きというか、浮くほどでもない、ただ滑らかではないかな・・・。

まあ、気にならない程度だったので良かったのですが、これからヘルメットの縁ゴム剥がれの補修にDIYで挑戦される方は、接着剤と一緒に剥がし跡の残らない「養生テープ(もしくは強めなマスキングタープなど)」をご用意されることをおすすめします。あ、あとは、面倒でなければ準備としてヘルメット内部のクッションパーツを取り外してから作業を行うのもいいかもしれません。

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追記:2022年。縁ゴムを修理してから2年以上。問題なく使用できています。

この記事で、シューグーを使って修理したヘルメット縁ゴムですが、それから数年経過した現在でも問題なく、剥がれることなくヘルメットを使用できています。現在も全く剥がれそうな印象はなく、シューグーの耐久性・持続性は大変素晴らしいです。

シューグー。良いです。

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コメント

  1. 新米ぱぱ より:

    こんにちは。アナタと同じメーカーのヘルメットを持つ者です。
    同じ状態になり困っていました。瞬間接着剤で付けちゃえ、と思い家中を探しましたが見つからず。どうしようかと検索したところこちらに辿り着きました。読ませて頂きながらシューグーがうちに有る事を思い出しました!
    さっそくシューグーでくっ付けてマスキングテープで固定しました。まだ固まってないので、うまくいったかわかりませんが参考になりました。
    ありがとうございました(o^^o)

    • ましまろ より:

      新米ぱぱ様
      コメントありがとうございます。参考になれたようで良かったです!!

  2. 花空 より:

    こんばんは

    同じくOGKカブトのヘルメットを持っています(型が違うかもです)。私もヘルメットのゴムが外れて(両サイドから後ろ部分)瞬間接着剤やボンドG17などいろいろ試してみましたがうまくいかず、ガムテープ(透明)でとめていました(笑)。雑対処すぎて自分でもどうなんだろう・・・と思っていましたので、こちらの記事の参考に再修理してみたいと思います。ありがとうございます(*’ω’*)。

    • ましまろ より:

      花空 様
      コメントありがとうございます。参考になれたようで何よりです!(^o^)

  3. たけまん より:

    同じ症状で困ってましたが、無事綺麗につきました。ありがとうございました。