Amazonベーシックの「150cm中型軽量三脚」
ブログでの商品や作り方の紹介に使用する写真を「もっとキレイに」「もっと効率よく」撮影していくために、今回は「Amazonベーシックの三脚シリーズ」の中型サイズ「150cm中型軽量三脚」を購入して使ってみました。開封から使ってみた感想、使いがってなどの詳細をレビューしていきたいと思います。
目次
Amazonベーシックの三脚シリーズについて。
アマゾンベーシックには各種異なる大きさ、異なる使用シーンを想定した三脚がラインナップされています。
最小「卓上三脚(12~19cm)」
100円ショップにあるような卓上三脚を大型化してかつ、素材を強化した様な商品です。自由雲台です。
コンパクト「三脚(40~127cm)」
アマゾンベーシックの三脚の中ではエントリークラスで価格も1000円台前半程度で購入できます。高さが子供の身長くらいまでしか伸びないので「見下ろす様なアングル」は厳しいかもしれませんが、通常の景色などを撮影するシーンでは十分です。サイズもコンパクト、重さも680グラムと軽量なので持ち運びをされる方にはちょうどいいパッケージです。
中型「150cm中型軽量三脚(60~158cm)」今回購入したもの!
高さが成人男性の身長並まで伸ばせるので、見下ろすようなアングルや高い位置にあるモノの物撮りなど、使用できるシーンが増えてくるサイズです。この商品はその高さゆえ、使用パーツも剛性の高いものへ変更されています。センターポストが伸ばせるので三脚の設置方法の自由度も向上しています。しかし、その代償として1.4キログラムと少し重たく持ち運びにはストレスがあります。
大型「ピストルグリップ三脚(81~178cm)」
自由雲台直下のグリップを握ることでアンロックされ、アングル調整ができるピストルグリップを採用しています。他の三脚とは異なり、センターポストのギア機構や各種補強パーツが省かれているところがあり、使用用途がはっきりとしている方以外にはあまりピンとこない商品のようです。現在、日本のアマゾンレビューは0件でした。
これら以外にもカメラ用三脚アイテムはラインナップされていますし、ビデオカメラ向けのものもあります。
ここからが本編!Amazonベーシックの「150cm中型軽量三脚」の詳細レビュー
前置きが長くてすいません。でも、Amazonベーシックの三脚とシリーズの中での立ち位置を参考にしながらのほうが三脚選びの役に立つと思いましたのでご容赦ください。
それでは今回購入した「150cm中型アルミ軽量三脚」についてご紹介いたします。
まずは、、、開封!パッケージの紹介
それでは開封しつつ内容物や収納時の大きさについてご紹介いたします。
パッケージはAmazonベーシックらしくシンプルなフラストレーション・フリー・パッケージとなっています。
開封すると中には三脚が付属のキャリーバッグの中に収まった状態でした。
キャリーバッグに収納時の三脚の長さはおおよそ「約60cm」でした。太さは片手でつまめる「約10cm」でした。
三脚本体のスペック
三脚自体はアルミを主な材料としています。また、Amazonロゴのあたりから雲台下にかけて持ち運びのしやすい持ち手も付いているので取り回しがしやすいです。三脚本体の重量は「約1.6キログラム」
2つの水平器が装備されており、雲台から下の部分の水平と雲台上カメラ設置部の水平をそれぞれ独立した水平器で見ることができます。
カメラはクイックシューを用いて取り付けを行います。クイックシューの取り付けはシューの裏面から手でネジを回して行えます。コインやドライバーが不要なタイプなので楽ちんです。
三脚の高さは1番低い状態ではおおよそ「60cm」。そして三脚を完全に広げ、脚をすべて伸ばし、更にクランク(手回し)センターポストも伸ばすと「約160cm」になります。
また「3way雲台」ということで、カメラを縦に構える事もできます。※奥の赤点1番上は床から170cm、2番目は160cmです。
高さと接地面積についての補足ですが、脚を完全に開かない状態でも十分に使用できます。
上2枚の写真の様に脚を狭めることで安定感を失いますが、設置面積を大きく絞ることができます。
それから、脚を絞るとその分高さが増します。そこそこ倒れにくい程度に脚を狭めた具合にすると高さが「160→170cm」に10cm程アップします。※奥の赤点、一番上は床から170cmの地点を表す。
と、高さに関しては、公式の情報では「150cm(152.4cm:60インチ)」となっていますが、普通に張って伸ばして「160cm」。足を狭めて設置して「170cm」の高さが有りました。
中型三脚というより「大型」という方がしっくり来るような高さを得ることができます。
使用感レビュー
それでは実際に使ってみての感想です。私は主に室内で「物撮り」に使用しており、同じく屋内での使用を考えている方には参考になるかと思います。
良かった所。
何よりも「高さ」がちょうど良かったです。私は室内で、机の上での物撮りや出窓を使用しての商品撮影、タンスの上での商品撮影など、様々な高さでの「物撮り」を行っています。センターポスト(三脚中央の縦に伸びる棒のこと)がない三脚の場合、高さを稼ぐためには脚を伸ばす必要があります。しかし三脚は脚を伸ばすと放射状に接地面積が広がってしまい、出窓を使用した撮影など壁などによる三脚設置が阻まれてしまう場所では、撮影対象から離れてしまうという欠点があります。しかしこの三脚のようにセンターポストがある場合は、センターポストを伸ばし、三脚の脚を極力短く、そして狭めることで、物撮りにおける対象物に近寄る様な三脚の設置ができます。机の様な下が空洞な場所においてはセンターポスト伸ばすことでその広がりのない細い首の部分により、通常より撮影対象に迫ることができます。
手元撮影のようなシーンでも高さがあるので見下ろすようなアングルが撮れて非常に便利でした。以前は何枚も写真を撮影して、同じ様なアングルで撮れたものを見つけ出すという作業が必要でしたので大助かりです。
悪い所。
悪いところは特に無いと思います。強いて言えば少し安っぽい気がするというところと、少しずっしりとしているので持ち運ぶ気になれないというところでしょうか。私の場合は車やバイクではまだしも徒歩では持ち運びたくはないと思ってしまいました。というのも、私は以前から自由雲台タイプの1脚を使用していました。正直お世辞にも使いやすいとは言えなかったですし、物撮りには1脚はミスマッチでした。しかし、持ち運びには最適です。非常に軽量でしたので。
これまでその1脚というか自由雲台のものを使用していました。そしてこの「クイックシュー」と呼ばれるカメラをワンタッチで取り外せるという便利な機構ですが、私には不要でした。以前使用していた1脚は普通にネジのようにカメラをくるくる回して取り付けるものでした。なので、はじめは「お~楽ちんだ!!」なんて浮かれ気分で使用していたのですが、1度、カメラをクイックシューのせいで落下させてしまったことがあります。クイックシューはカメラをワンタッチで取り付け、取り外しができて便利ですが、最悪の不注意ではワンタッチでカメラを落下させてしまう。ということもあります。なので、この様な高さのある三脚では予防策として普通のくるくるタイプにしておいたほうが良いかもしれません。
とまあ、長々と悪い点をお話しましたが、要するに「クイックシューは便利だけどカメラの落下には気をつけて!」という話でした。
まとめ「格安ハイスペック三脚でした!!」
各種ロックもがっしりとしていて、重たいレンズを付けてもOK!そして設置の自由度も高い、、、かなりコスパの高い商品でした。もちろん数万円するブランドの三脚とは違い、普通のアルミ製で若干バリが残っていたりと完璧ではありませんが、価格を考慮すれば十分ですし、初めての三脚としても幅広いシーンで応用が効くのでおすすめできるかなと思いました。160cmを超えるような高さのある三脚では最安クラスで、接地面積を狭められるというところも最高でした。
[Amazonベーシック 軽量三脚 150cm 3段 中型 3WAY雲台 アルミ(キャリングバッグ付) B005KP473Q]