YURI RDAとホームセンターの針金で入門!RDAを気軽に楽しもう!!
VAPEの楽しみは色々ありますよね。スモークトリックを楽しんだり、リキッドの味を楽しんだり、本当に様々ですし、1つのVAPEでスモークトリックを楽しみながらリキッドにもこだわるなど、組み合わせの楽しみもあります。そして今回はVAPEの楽しみの中でも「モノづくり」「DIY」系の楽しみの一つ「コイルビルド」です。
コイルビルド(正確にはビルディング)はその名の通り「コイルを作りあげる」ということです。VAPEにおいてコイルはミストを発生させる為に必要で、いわば「VAPEの心臓部」です。コイルは味やミストの量を決める、非常に重要で奥の深い部分でもあります。
そしてVAPEのコイルは自分で巻いて作ることができます。
しかし、自作のコイルを使用するためには「RDA」や「RDTA」といったようなリビルド(R=リビルダブル=再構築可能)可能なアトマイザーを購入する必要があります。
なので今回はRDAの入門機でお馴染みの「YURI RDA」を購入。そしてコイルの素材はホームセンターで購入し、パッパッとお手軽にRDAを始めてみたいと思います。
目次
味と自由度、価格の全てが最高「YURI RDA」
今回は初めてのRDAということで入門機としておなじみの「DESIRE YURI RDA」を購入しました。パッケージに「FLAVOR RDA」とあるように「味や香り」に強みを持つ風味の良いRDAです。YURI RDAは価格も安価で入門機として扱われていますが、コイルビルドはシングルでもデュアルでもOKで、RDA内部のコイルを収める空間に余裕があるため「異形ビルド」なるセオリーにとらわれないスタイルでコイルを載せることもできます。なので玄人さんにも人気のあるRDAでもあります。
つまりYURI RDAは「味よし自由度よし組みやすさよし価格よし」の最高のRDA(らしい)です。
YURI RDAの開封と付属品の紹介
YURI RDAと書かれた紙はステッカーになっていました。正直このステッカーを使う気は無いのですが、ステッカーって貰えるだけでもなんか嬉しいですよね。以前スケーボーをしていた時、知らない人からステッカーを貰ってすごく嬉しかったのを思い出しました。
ステッカーは自分で使わない場合、誰かにプレゼントするのもいいですね。
内容物は
- RDA本体
- ドリップチップ(本体に1つ装着済みのノーマルタイプとビックボアタイプの2つ)
- イモネジのスペア(4個のフルセット)
- イモネジ用のL型六角レンチ
- スペアのパッキン(RDA本体とドリップチップ用の全て1セット分)
でした。
イモネジとパッキンは全交換できるフルセットです。また、RDAのパッキンとドリップチップのシリコンOリングは同じサイズなので、どこか同じところだけが消耗した場合にも最大3回分交換できるので安心して末永く使用できそうです。
スペックは
- 510規格のMODに対応
- 510規格のドリップチップに対応
- 直径約22ミリ
- 全勝約23ミリ(ネジ・ドリップチップを含めず)
- シングルビルド・デュアルビルドの両方に対応
です。
ドリップチップも2種類ついています。また510規格のドリップチップに対応しているため色々なドリップチップを試すこともできます。
YURI RDAをBOX MODにつけてみる
Mars 80W BOX MODに付けてみました。
Mars 80W BOX MOD付属のアトマイザー「TF TANK」と比較すると直径は同じ22ミリ、しかし、全長が65ミリから32ミリ(ドリップチップを含める)へ約33ミリ短くなります。
アトマイザー部分が短くなることでBOX MODらしいスタイルになりました。あまりにも全長が長すぎるとペン型のVAPEっぽくなってしまうんですよね。好みによりますが、私はせっかくのBOX MODなのでBOXらしいファットなスタイルになってよかったと思います。
ドリップチップを試しに手持ちのアトマイザーから流用してみました。こんな感じで好みのドリップチップに交換できるのは嬉しいですね。
それではいよいよコイルビルドです。
初めてのコイルビルドです。色々買い揃えてきました。
ホームセンターと100均で買い揃えました。
全て近所のホームセンターと100均で買い揃える事ができます。100円ショップだけでも買い揃えることは可能です。
それでは購入したもの・必要なものを紹介します。
まずはコイルの素材として必要なものは
- ステンレス線(SUS304&表面処理なし)
- コットン(綿100%)
です。ホームセンターや100円ショップで購入できます。ステンレスの針金は100均にもありますがホームセンターでは100円以下で販売されています。太さは0.35ミリ(#28)~0.45ミリ(#26)が使いやすいと思います。後述しますが0.35ミリ(#28)の方が立ち上がりも早くおすすめです。
そして次、コイルビルド(作るための工具)の道具としては
- ピンセット
- 精密ドライバー
です。これだけです。ピンセットは毛抜などで代用することもできます。精密ドライバーも針金を巻き付けてコイルを巻くための「棒」として使用するだけなので、千枚通しやアイスピックなど3ミリ程度の太さの頑丈な棒であれば代用可能です。
それから、今回はホームセンターで購入するVAPE向けではないワイヤーを使用するので、ワイヤーの消毒のために「消毒用エタノール」も用意しました。
エタノールでなくてもアルコールティッシュや洗剤で洗浄してもいいでしょう。菌であればドライバーンで殺菌されるので問題ありませんが、工場などのオイル汚れが残っている場合が考えれれるので、油汚れを落とせる洗浄方法が良いでしょう。
私は手軽に洗浄と殺菌を行うためにエタノールを選択しました。
ホームセンターのステンレス線を選ぶ際の注意
そしてステンレス線、針金の選び方に関しては注意があります。
注意としてはまず、ステンレスと言っても様々なワイヤーがあるので中でも、素材として「SUS304」のものを選んでください。ホームセンターや100円ショップで入手可能なワイヤーでは「SUS304」以外はVAPEのコイルとしては使用できないと思います。例えばSUS303は人体に有害な硫黄を含んでいるためVAPEには使用できません。
ステンレスはいわば鉄の合金です。SUS◯◯◯の〇〇という部分はステンレスの特性を表しています。と言っても要するに異なるのは「ステンレススチール」という合金を作るための添加物の違いになります。
VAPEのコイルは加熱と冷却を繰り返しています。また周囲にはリキッドという水分が豊富に存在しているため非常に錆びやすい環境です。なので普通の鉄ではすぐに錆びてしまいます。
サビの程度によりますが、例えば芯まで錆びている場合、加熱するとその熱による変形に絶えられず破裂するなの危険があります。なので錆びやすいただの鉄は使用できません。
なのでステンレスを使うというわけです。しかし、ステンレスにも添加物の違いによりサビにくさや強度の異なる様々なステンレスがあります。
主に混ぜものによって違いが出ているわけですが、この混ぜものはVAPEで使用することを前提に選べれているわけではありません。なので人体に有害な添加物を含んでおらず、また明らかな有毒性はなくても極力異添加物の少ないワイヤーでかつ最低限のサビにくさを持っているもの、、、ということでSUS304がいいと言うことです。
それから、ステンレスワイヤーの表面処理に関しても「なし」のものを選択してください。むやみにメッキ処理のものや、樹脂で覆われたものは選んではいけません。
それではLet’sコイルビルド!!!
注意
コイルビルドはコイル抵抗値を計測できるコイルビルド用のオームメーターまたはメカニカルMODで行ってください。バッテリー直結のメカニカルMODでは行えませんのでその点だけ注意してください。
こんな感じで中央にコイルを配置してみました。初めてにしては良い感じではないでしょうか。
一応巻き方ですが、簡単に紹介いたします。
- ワイヤーをカットする。(20cmくらいがオススメでした。)
- ワイヤーを洗浄。(今回は消毒用エタノールを使用)
- 3センチぐらい余らせた状態から精密ドライバーに巻きつけてコイルを作る。
- 10周くらい巻く。※今回は12回巻きました。
- RDAにセット。
- 余った端のワイヤーを切断する。
- ドライバーンしながら形を整える。
- コットンをコイルの直径くらいの細さに丸めてコイルに通す。
- 完成
です。注意しなくてはいけないのは「普通のピンセット」を使用する場合です。普通のピンセットは電気を通すため、ドライバーンの際はパフボタンを押した状態(通電・加熱)では触れないでください。パフボタンから手を離してからコイルの残熱でコイルの形を整えて行きましょう。
もしも、通電中・加熱中のコイルに普通のピンセットで触れてしまうと、一気に抵抗値が下がり、電流が増えて、場合によってはMODの破損に繋がります。論外ですがメカニカルMODを使用されている場合はスパークと共に金属が溶解するほどの熱量が発生し、そしてバッテリーから発火する可能性がありますので注意しましょう。
「YURI RDA」試した感想
YURI RDA良いですね。コイルの自由度も高いですし、また、味に関しても良好。そして意外にもリキッド漏れが無い点も良いと思いました。
コットンをシッカリ敷き詰めればひたひた気味にリキッドをチャージした状態であってもポケットの中でリキッドが漏れることはありませんでした。
ミストの量はコイルの抵抗と温度で変化しますがかなりの爆煙も楽しめそうです。
ステンレス線「0.35ミリ(#28)と0.45ミリ(#26)」
(左:0.45ミリ(#26)(右:0.35ミリ(#28)
今回は0.35ミリ(#28)と0.45ミリ(#26)の2つの太さのSSワイヤーを使用してみました。結論としてはフィーリングと味の両方で細い方の「0.35ミリ(#28)」の方が良かったです。細い0.35ミリ(#28)の方が明らかに立ち上がりが早く、ただ空気だけを吸っている時間が短く、パフと同時にミストが発生するので直感的に操作できます。もちろん立ち上がりが早い分味も濃く感じました。ワイヤーは細いほうが巻き回数も多くなり、細かいミストを作り出せるのでその細かいミストによる味の向上なのかもしれません。また、細い0.35ミリ(#28)の方がパフボタンを押している時間が短く済むので、明らかに電池の持ちも良かったです。
兎にも角にも細めのワイヤーのほうが「味」を含めすべての点で良かったです。
太いワイヤーの方が硬いので、場合によってはコイルを作りやすいかと思いますが今回の太さの比較では細い方の0.35ミリ(#28)であっても丁度いい硬さがあるので、組にくさなどはありませんでした。
まとめ
22ミリ経のRDAとして、他はもういらない。このYURIだけ持っていれば十分楽しめる。なんて思えるRDAでした。
私の持っているMODでは見た目上22ミリまでのアトマイザーしか使用できないので当分はこのYURIを使用していきたいと思います。
今後、より大型なアトマイザーを搭載できるMODを購入した際は、より大広経のRDAも試してみたいと思いました。