千円で買えるお手頃なワットチェッカー「リーベックス ET30D」
今回は千円前後でアマゾンより購入可能なワットチェッカー「リーベックス ET30D」を購入しました。商品の詳細に関しては後述致しますが、基本的な機能に関しては備わっており、電力と電力量、電気料金などを表示してくれます。
目には見えない電気をこのワットチェッカーは人間が分かる形で示してくれる役割をします。
「リーベックス ET30D」の詳細
正面には液晶ディスプレイと各種コントロールポタンがあります。
右側面には計測対象となる機器を接続するためのコンセントがあります。最大1500wまでの機器に対応していますが、エアコン、クーラーには使用しないでくださいとのことです。※私は6畳用程度の最大1000w(暖房時)のエアコンを接続し計測しましたが問題ありませんでした(自己責任)。
裏面には本体左下寄りにコンセントがあります。
ワットチェッカーの中では比較的画面の小さな機種になります。その分本体サイズもコンパクトなので比較的取り回しはしやすいかと思います。
表示可能な情報は「消費電力」「積算使用時間」「積算電気料金」「1時間当たりの料金」「積算使用電力量」「積算CO2排出量」の以上6種類になります。
そして、本体の仕様ですが、
<仕様>
・定格電圧:AC100V、50/60Hz
・最大定格入力電力:1500W(15A)
・消費電力:1W以下
・最小測定可能不可電力:5W〜1500W
・消費電力測定精度:±5%W
・本体サイズ:H66×W66×D32mm、約98g引用:リーベック株式会社http://www.revex.jp/catalogues/view/25
となっています。
最小測定可能不可電力が「5w~」ということで、USBの電源アダプターや水槽の小型ポンプなど消費電力が数w~5wなどと少ないものは単体では計測できません。
写真:GoogleのChromecastは運転中でも「0w」となり、計測ができなかった。
一応、計測誤差も5%とのことなので無駄なことかもしれませんが、数wの機器の消費電力をどうしても測りたい場合は、LED電球のデスクライトなど、10w程度の低消費電力の機器と該当する数wの本来は測れない機器を電源タップで接続すれば引き算により、計測することは可能ではあります。
それから、電気料金に関しては、kwhあたりいくらなのかを設定することが可能で、ご使用の環境における正確な電気料金の算出が可能です。しかし、深夜電力契約など、各時間帯で料金が異なる環境には考慮された設定項目はないので、その場合は、自身で計算する必要があります。
それでは実際に計測をしてみます!!
まずは、この電気ストーブからです。
この電気ストーブは省エネ性能を売りにした製品で、個人的には普通「弱400wで強800w」という感じが電気ストーブでは一般なのかなと感じています。が、こちらのストーブは「弱200wで強400w」と半分の消費電力となっています。その分熱量も半分なのですが、反射による「熱ビーム」効果で200wでも十分だと感じさせてくれるありがたい製品です。
そして、今回は、このようにわかりやすく消費電力が書かれているので、その記されている消費電力に偽りがないのかを調べるとともに、ワットチェッカーの挙動を確認してみようと思います。
上:写真はストーブの弱運転(200w)を行った際のワットチェッカーの表示です。ちゃんと200w前後に表示されています。
上:写真は強運転(400w)を行った際の表示です。401wと表示され、ストーブの消費電力表記に誤りがないことと、ワットチェッカーの計測精度に「感覚的」に信頼が持てました。
そして、私が一番知りたかった「PC環境全体の消費電力」を計測します!!!!
これが個人的に一番気になる、PC環境全体の消費電力!!!
と言うのも、私はノートPCを使用しており、「大した電力ではない。」と考えていました。しかし、環境を整えていった結果ーーー上の写真のようにモニター等の周辺機器の接続により、「見た目的にすごく電気使ってそう!!!」な状態になっていました。なので、細々したものをまとめて測って、「PC環境全体の消費電力」を明らかにしたいと思います。
私の「PC環境」に関して軽く紹介します。
ノートPCで、クラムシェルにて運用しています。周辺機器として、PCの上に「BDドライブ」。PCの下に「サラウンドシステム(スピーカー)」。そして、、、、
、、、そして、2台の外付けHDD。
それから、21インチくらいw?のモニターとなっています。
ノートPCですが、100%デスクトップPCとして使用している感じになります。
以上、軽くでしたがPC環境の紹介でした、、、、
、、、、それでは測ってみます。
↓電源ボタンポチッとな!!の「起動中」
82w前後
↓起動後暫く経った「アイドリング」
40w前後
↓エンコードなどの「高負荷運転」
95w前後
、、、すごく省エネでした。
計算では27円/kwhであれば、「24時間30日の一ヶ月間」フル稼働したと仮定しても「1ヶ月2,000円弱」しか電気料金がかからないことがわかりました。やはりさすが、低消費電力なノートPC環境です。無駄に電気を使うことは環境にも良くないですが、お財布的には心置きなく使っていけることがわかりましたのでスッキリしました。
おまけで「スマホのUSBのACアダプター」も測ってみました。
私の使用している少し大きめなスマホ「Xperia Z Ultra」ですが、大きさゆえに大きなバッテリーを積んでいるので、充電速度を稼ぐために、古い機種ではありますが、ちょっとした「高速充電」に対応しています。また、付属の充電器が「USB 5V1.5A」だったので単純計算ではワットチェッカーで「7~8w(5×1.5=7.5)」と表示されるはずです。5w以上なので試しに計測してみました。
「7w」と表示されました。計算では7.5wですが、充電される側のコンディションも関係しているのでこの辺は大方正しい数値が表示されていると言う認識で問題ないでしょう。
次に、アップルのiPhone付属の充電器で「Xperia Z Ultra」を充電し、計測してみました。
すると、、、、
、、、なんと同じく「7w」と表示されています。「いや、同じもの充電しているんだから当たり前では?」と考えられた方もいらっしゃるとは思います。が、一応、iPhone付属のアダプターは「5w出力」なので「7w」と言うのは容量オーバーになっています。
まあ、しかし、出力側(USB)には計測を行っていないので、出力はきっかり5wで内部損失が2wという可能性もあります。(そこまで変換効率が悪いとは思えない、、、)それにワットチェッカーによる5%(10wでも+ー0.5w)誤差もあるので、一概に容量オーバーと断定はできませんが、やはり、電力を求める機器には対応した出力のサポートされるアダプターを使用することが意外に重要なのかもしれません。
まとめ、、、、最後に
省エネ性能の確認と、「いっぱい電気使っちゃってないかな、、、」という精神的不安を解消するには十分すぎる機能がありました。
例えば、アクアリウムを趣味とされている方、サーバーを運用されている方などは、もはやワットチェッカーはすでに使用されている方が殆どかもしれません。
しかし、そのようなことをされていない普通の生活においても、先にお話したように「電気代、、、涙」という不安の解消や、タコ足配線時の容量オーバーによる発熱、火災の危険性の低減などにも有効なので、家電製品を日常的に使用している現代人の皆に有効的な商品なのかなと感じました。