GTX1070Tix4枚の省エネなマイニングリグを作ってみた!!

GTX1070Tiを4枚搭載!!意外に省エネな自作マイニングリグ(PC)

仮想通貨全体の相場も下がってきており、マイニングによる収益も少なくなってきています。でもそんなのは関係ないのです。赤字ではマイニングなどできませんが、黒字なら、、、

「ロマンを求めてマイニングをしたいのです!!!!収益もほしいけれど、、、w」

◯マイニングリグ(PC)って、GPU、グラボがズラッと並んでいてかっこいいじゃないですか?

◯やってることはマイニングでも「なんかすごい事」やってそうに見えませんんか?

◯マイニングリグ=「スーパーコンピュータ」なんですよ?

、、、ロマンです!形が重要なんです!!!!

そんなロマンのあふれる私のマイニングリグを紹介します。

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マイニングリグのお仕事

マイニングリグって?という方にものすごく簡単にマイニングマシンが行っている「仕事」を説明します。正直私自身の理解が正しいのかを第三者と確かめていないので少し間違っているかもしれませんが。かなりわかりやすい解釈だと思います、、では説明します。

マイニングマシンが行っていることは「仮想通貨の取引に必要なインフラの提供」です。こういったサービスをマイニングマシンにより提供して、その対価として新規にマイニング(発行)されたコインをもらえるというわけです。

なので「マイニングは完全に赤字だ、、、もうやめよう、、」とすべてのマイナーがマイニングをやめてしまうと、ビットコインを含む大半の仮想通貨が取引を行えなくなってしまいます。そんな大役を担うマイニングは仮想通貨というシステムがあり続ける限りなくなることはありません。

パーツ選びについて。

マイニングリグは基本的にパソコンと同じ部品を使用しています。

「CPUマイニング」「GPUマイニング」とありますが、基本的にPCにはCPUが1つしか搭載できないためCPUマイニングは、PCIeスロットに複数搭載できるGPUとは桁違いに「マイニング性能」を獲得しにくいです。なので、今回はPCIeスロットに複数搭載できる「GPU」を使用して「マルチGPUマイニングリグ」を作りました。

今回はGPUをメインとしており、「CPUマイニング性能」は考慮していないためCPUは最安クラスのものを選択しています。そのかわり「GPU」はハイエンド級のGeForce GTX1070Tiを4台載せています。

それから、マイニングには基本的に関係のない「ストレージ性能(読み書き速度)」や「メモリ性能(容量や速度)」などは最低限のものを安さで選んでいます。

パーツ構成・使用したモノ

CPU「Intel Celeron G3930 2.9GHz 2コア/2スレッド 」

CPUは2コアの「Intel  Celeron G3930 2.9GHz」です。現行CPUでは最低に近い性能ですが、Core2世代を完全に圧倒する性能があります。パソコンであれがしたいと明確な目的にCPU性能が係る場合を除いて、メインPCとしてこちらのCPUを選択しても困ることはないと思います。

TDPが51wと低いこともあり「省エネ性能」もマイニングマシンにおいては重要です。

マザーボード「MSI H270-A PRO」

MSI H270-A PRO マザーボード [Intel H270チップセット搭載] MB4136

載せたいCPUに合わせてマザーボードを選びます。あとは見た目と価格で選んでも問題はありません。しかし、マイニングを考慮する場合、「PCIeスロットの数(PCIe=PCI Express)」が重要になってきます。ここで注意するのは「PCI」と「PCIe」には互換性がない全く別物のインターフェースであることです。基本的に現行のGPUは「PCIe」接続なので、マザーボードを選ぶ際は「PCIe」がたくさんあるものを選択しましょう。

上)写真のように、マザーボードにはPCIあるいはPCIeという拡張ボードを接続できるスロットがあります。この様なライン上のスロットには現在主流の「PCIe」と旧世代の「PCI」の2種類があります。見た目が似ており、商品画像などではパット見で判断がつかない場合があるので注意しましょう。繰り返しますがマイニングPCにおいては「PCIe」のたくさんあるマザーボードを選びましょう。

それから、マイニングにおいてはチップセットは何でも構いません。

メモリ「Panram DR4-2133 4GB×1枚」

メインメモリーは基本的にOSとマイニングソフトを起動するだけなので容量は必要ありません。また速度に関しても必要ありません。むしろオーバークロックメモリなどは安定性が劣るため、安易に高速なメモリの選択はおすすめできません。

グラフィックボード「Palit GTX1070Ti 8GB DUAL」4枚

マイニングで最も重要なパーツ「グラフィックボード(GPU)」です。基本的に性能の高いほうが高価で、マイニング性能も高い傾向にあります。

GTX1070Tiは上位モデルのGTX1080に近いCUDAコアを搭載しており、廉価版GTX1080といっても過言ではありません。物によって価格は2割ほど安価なので、コスパにすすれるGPUです。

マイニング性能と価格を照らし合わせた「コスパ」だけで選ぶのであれば「GTX1060(3GB)」がおすすめです。性能はGTX1070Tiの6割程度ですが、価格は半額なので若干のコスパに優れます。また、消費電飾とマイニングパワーのワットパフォーマンスも最高水準です。しかし、GPUの数を増やすとその分故障に遭遇する可能性も高まるので、シンプルにマイニングリグを組みたい方はできる限り上位のGPUを購入することをおすすめします。

ドスパラ – Palit GTX1070Ti 8GB DUAL

ストレージ「Samsung SSD 120GB 850」

ストレージです。OSやマイニングソフトなどをインストールする場所です。基本的にOSとマイニングソフトのみであれば「64GB」の容量で十分です。しかし、価格的に128GBのSSDと大差ないのでこちらを選択しました。また、今後マイニングをやめた際にメインPCとして、ポータブルSSDとしても使用する可能性も考えると「128GB」はちょうどいい容量ではないかと思います。

それから「HDDではダメなのか?」という疑問ですが、正直HDDでもOKです。ただ、導入コスト的には大差はないので比較的省電力で、なおかつ壊れにくいSSDを選択しました。

電源「オウルテック 80PLUS GOLD取得 700W AS-700」

マイニングにおいてはGPUの次に重要なのが「電源」です。電源選びで重要なポイントは2点あります。それは「変換効率」と「PCIe電源の数」です。

電源の変換効率を表す規格として「80PLUS」というものがあります。「80PLUS」にはランク付けがあり、下から「スタンダード(無印)」「BRONZE」「SILVER」「GOLD」「Platinum」「Titanium」とあります。ランクが上がるほどに電気の変換効率が上がり、無駄な変換ロスを減らすことができます。高ランクほど「省エネになる」ということです。そして、こちらは「GOLD」です。実際の変換効率と価格帯を見ると、「Platinum」から急激に高価になる傾向があり、省エネによる価格差の回収はできないかもしれません。なので、マイニングを始めてみようと言う方には「SILVER」以上「GOLD」あたりのものをおすすめします。

それから、2点目の「PCIe電源の数」ですが、GPUには補助電源を使用する製品が多く、今回使用しているGTX1070Tiも8ピンの「PCIe電源」を補助電源として使用します。今回の製品には「PCIe電源」は4つ付いており、GTX1070Ti(8ピンx1)4台に電源を供給することができます。PCIe電源の数は基本的に電源の容量の大きさで決まります。メジャーなものには4つのものが多く、ハイエンド電源には8つの「PCIe電源」が付いているものもあります。しかし、価格は3万円台後半からで、非常に高価です。以下のような製品を使用すれば2台の電源を1台のリグで使用することもできるので、高コスパな電源を2台使用するほうがコストパフォーマンス的におすすめです。また1台の電源で常に高負荷を掛けるとファンがかなりうるさく騒音の面でも必要以上に大きな容量のものを選ぶことや、2台の電源により負荷を散らすことなどは有効な手段と言えます。

ライザーカード

N.ORANIE USB 3.0 PCI-E Express PCI-E 1X to 16X ライザー エクステンダーカード USB 3.0 PCI-E Express 拡張子ケーブル ビットコイン採掘 マイニング 4pin 6Pin PCI-E 1個セット

マザーボードにGPUを複数搭載する際に活躍するのがライザーカードです。マザーボードにはフルサイズのPCIex16サイズのスロットは2つか3つのものが主流です。もちろん更に多くのx16スロットが乗っているマザーボードも存在しますがかなり高価です。

また、GPUは発熱します。冷却のためにファンも付いており、ある程度の間隔を開けて設置しなければ冷却の面でも不利になります。冷却(排熱)の確保とPCIeスロットの物理的制約をクリアするためにこのライザーカードを使用します。

ライザーカードには本来マザーボードからGPUへ供給されるはずの電力をSATA電源から得るケーブルが付属しています。GPUは電気をたくさん消費するので、1本の芋づる式SATA電源からは2台分程度のライザーカードへの電源でとどめておきましょう。

こういったライザーカードはGPUの性能を若干間引きしてしまいますが、マイニングにおいては大きな性能低下はありません。それよりも主に冷却面でのメリットが大きいので3台以上のGPUを搭載してのマイニングではライザーカードの使用をおすすめします。

OS「Windows10Pro」

Microsoft Windows 10 Pro Fall Creators Update適用済み 32bit/64bit 日本語版|パッケージ版

今回は「Windows10Pro」を使用しました。Homeと比較してリモートデスクトップ機能やアップデートの強制停止(最長1ヶ月間)などを利用できるポイントがおすすめです。リモートデスクトップはスマートフォン用のアプリもあるため、LAN内ではスマホから簡単にマイニング状況を確認できます。

リモートデスクトップはサードパーティ製のアプリでも行えるので、Homeでも可能です。しかし、体験上Pro純正のリモートデスクトップよりは安定性が低くく感じました。

Pro純正のリモートデスクトップでは最長1ヶ月間の安定動作を確認しています。※私は1ヶ月に1度メンテナンスを行うため。

ケース(自作)「アルミのL棒とリベット」

ケースというよりは「マイニングリグ”フレーム”」と呼ばれるものです。市販品もありますが今回はアルミのL棒とリベッター(リベット)で自作しました。

ネット上では多くの方がアングルラックのパーツを利用したリグフレームを自作されているようです。私も正直アングルラックのほうが簡単に作れると思いますので、デザイン性にこだわらない方はアングルラックでよろしいかと思います。

上)写真の左画のポッチがリベットになります。貫通させた穴同士を止めることができます。

材料はホームセンターで入手できます。

各種ネジ・ボルトなどでマザーボードやGPUをフレームに固定します。

ワットチェッカー

マイニングの際、消費電力を知ることは非常に重要です。電気代を経費にするためや、消費電力とマイニングパワーの関係性の把握による最適化に必須です。

私は既にワットチャッカーを持っていたので使いまわしです。Bluetoothでログの取れる製品もありますが、基本的にマイニング中の消費電力は変わらないので、確認できれば何でも良いかと思います。消費電力などの推移をエクセルなどで管理したいという方は以下のBluetoothでの連携が行えるワットチェッカーが良いかと思います。

下)ワットチェッカー紹介記事

https://mashimarodiy.com/gadget/watchecker_ed30d/

無線LAN※無線で運用する場合。

I-O DATA Wi-Fi 無線LAN 子機 11n/g/b 300Mbps アンテナ型 WN-G300UA

無線で運用する場合は無線LANの子機が必要です。一部を除きマザーボードには有線LANはあっても無線LANは搭載していません。また、マイニングはケースに収めないので、機器(マイニングマシン本体)から発生している電磁波を遮断していません。なので、USBに直挿しで使用する無線LAN子機の場合はUSBの延長ケーブルでマイニングマシンから離して使用すると良いでしょう。当方の環境でもUSB接続の子機はマザーボードのUSB端子に直挿しでは接続を行えないことや不安定な場面がありました。

可能であれば有線。無理ならUSB延長ケーブルを使用した無線子機の運用をおすすめします。

パーツを購入したら組み立て!ハード面の準備

まずは普通のPCと同じくCPUやメモリ、ストレージなどを載せていきます。

OSをインストールします。そして最小限の起動テストし、初期不良等の確認を行います。

そしたら、本番環境と同様の構成で起動テストを行い、最後にケース(フレーム)におさめて完成です。

マイニングソフトに仮想通貨取引所(ウォレット)、、、ソフト面の準備

マイニングマシン(リグ)を組めたら、必要なソフトやドライバー、オンラインウォレット(取引所)を準備します。

マイニングソフト(マイナー)「NiceHashMiner」

URL:https://miner.nicehash.com/

正直NiceHashが一番に思えます。設定や導入が簡単で手間が少ないこと、自動で発掘通貨を選択する機能により効率が良いこと、1日にどのくらいのマイニングが行えてどのくらいの収益なのかを表示してくれることなどなど、、、NiceHashMinerは初心者から玄人の幅広い層に人気なのもうなずけます。なにか個人的に応援したい通貨などがなければNiceHashMinerでマイニングを行うことがベストだと思います。

NiceHashMiner – ダウンロードページ

CUDA Toolkit

GeForceでのマイニングには必要な場合が多い「CUDA Toolkit」です。必要ない場合もありますが基本的にGPU最新のドライバーと一緒にインストールしておくことをおすすめします。

GPU(GeForce)の最新のドライバーも一緒にインストールできるので、はじめにインストールすると手間も省けていいかと思います。

CUDA Toolkit 9.2 Download – ダウンロード

GPUチューナー「Afterburner」

GPUのクロックやパワー制限などを設定できる「GPUチューナー」です。同じ様な機能を持つソフトがいろいろメーカーから出ていますが、人気どころはなぜか「MSI Afterburner」です。とりあえずインストールをして、最低限まで「パワーリミット」を下げて運用すると効率が上がるでしょう。

MSI Afterburner – ダウンロードページ

取引所(オンラインウォレット)「bitFlyer」

厳密にはウォレットではないのかもしれませんが、始めたてにあれこれ考える必要はありません。とりあえず仮想通貨を保持できる場所「アドレス」を入手するため、そして必要なら即座に日本円に換金できるようにするためにも取引所は早めに、というか最初に作りましょう。国内の取引所や販売所は本人確認の書類として運転免許証などを使用できます。本人確認には1週間以上かかることが多いため、マイニングに必要な送金先アドレスを入手するためにも早めの登録をおすすめします。

海外の取引所の場合は本人確認書類として「パスポート」を要求してきます。パスポートをお持ちの方は問題ありませんが、パスポートを持っていない場合はひとまず国内の業者で登録するとスムーズでしょう。いずれにしろ日本円に換金するには日本の業者のほうが有利です。

マシンを準備してソフトをインストール。あとは発掘するだけ!!!

電源を投入し、マイニングソフト(NiceHashMiner)を起動、その後、送金先アドレス(ウォレット)を指定、最後にマイニングスタートをクリック!!

マイニングできます!後は24時間放置してマイニングリグが頑張っているところを眺めるだけです。ときにはマシンを停止させて、ホコリを飛ばしたり、ドライバーやOSをアップデートしましょう。

ちなみにこの、GTX1070Tix4枚で、パワーリミット(50%)を掛けると消費電力は「360w」前後になります。NiceHashMinerでのマイニング量は現在「0.0006BTC/Day」です。

1ヶ月あたり1万~2万円程度の利益です。(800,000円/BTC前後の場合、また相場以外にも契約する電力会社の電気料金などによって変動します。)

2年後にGPUを購入時の半額で売却することを想定すれば「1ヶ月1万円のお小遣い」になります。当環境の場合、相場によりますがBTC100万円弱で1年でGPU購入費が回収できます。

ただ、正直利益云々よりもロマンや、やってみたい!という意思があったのでマイニングリグを作ってみました。なので収益は大したことなくても「十分楽しめたかな」なんて思っています。

「稼げる!」というほどには稼ぐことは現状難しいですが、「楽しむこと」も目的にしているのであればマイニングリグの作成はおすすめできます。

マイニングの収益を当てにした考えですが、「なにせ実質無料でPC(マイニングリグ)ゲットかも!?」なのですから。

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コメント

  1. nanashi より:

    参考にさせて頂きました。
    ところでGTX1070ti*4では0.006BTC/dayじゃなくて0.0006BTC/dayではありませんか?

    グラボ補助電源が8ピンx1なのは電源を選ばなくて良いですね
    マイニング用ならどうせパワーリミット前提ですし・・・。

    • ましまろ より:

      nanashi様
      コメントありがとうございます。ご指摘頂いた通り「0.0006BTC/day」でした。訂正させて頂きます。
      そうですよね。8ピン4つの700w程度の売れ筋で安価な電源で4枚までいけますから助かりますよね。
      改めて、ご指摘ありがとうございました。重ねてお礼申し上げます。